内容説明
著者は、江戸時代を生きた庶民の願いや祈り、楽しみや苦しみをできる限り当時の人びとの視点で見つめ、現代の暮らしの中で考え直してみたいと語る。村の公文書ばかりでなく、当時の庶民の書いたもの、庶民に広く読まれたものなど、対象も幅広い。江戸時代の古文書を読み解くアイデアや文献案内を豊富に盛り込んで、身近かな題材と軽妙な語り口で古文書の魅力にせまる。シリーズ第1冊目は「かな」の世界。待望のおもしろ古文書館ここに開館。
目次
1 花の色は―絵入り百人一首と江戸のかな
2 煙草と口上
3 『売卜先生安楽伝授』下之巻考
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- 和書
- サイレントクライシス