“少女マンガ”ワンダーランド

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784625686122
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

クール・ジャパンの〈少女マンガ〉をどう読む?歴史から海外事情、作家紹介など

?T〈少女マンガ〉の歴史をふりかえる
?U テクストとしての〈少女マンガ〉
?V 名セリフで読む〈少女マンガ〉名作ガイド
?W 海外〈少女マンガ〉事情
?X〈少女マンガ〉作家紹介45

【著者紹介】
1962-2011年。福岡生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。博士(人文科学)。元お茶の水女子大学教授。子どもの頃から愛読した少女小説や少女マンガが現在の自分をつくったと確信している。専門は、樋口一葉をはじめとする日本近現代女性文学。

内容説明

昔も今も、“少女マンガ”はいつだって女の子の味方だった―『ベルサイユのばら』『ガラスの仮面』『ときめきトゥナイト』『NANA』『花より男子』『のだめカンタービレ』…少女マンガの黎明期から現代に至るまで、多様化しつづけるその魅力に迫る。海外の最新事情も紹介。

目次

1 “少女マンガ”の歴史をふりかえる(“少女マンガ”とは何か;黎明期~六〇年代―少女小説から始まった;七〇年代 花開く少女マンガ;八〇年代 学園にすべてがあった;九〇年代~現在 少女から女性へ、そして新しい世代へ;少女マンガ批評の系譜)
2 テクストとしての“少女マンガ”(永遠の命、永遠の孤独―『ポーの一族』の系譜;したたかな乙女ちっくと、ひよわな「児童文学」;カタルシスとしての少女ホラーマンガ;『大奥』論 性役割・制度・性的身体;少女マンガにおけるSF性と性差混乱;『のだめカンタービレ』における笑いの要素;少女マンガと文学 ジャンルを超える表現;そして彼女たちの肉体の黄金―岡崎京子『ヘルタースケルター』における身体をめぐる抑圧と欲望;海外から見た“戦闘少女”レベッカ・スーター)
3 名セリフで読む“少女マンガ”名作ガイド
4 海外“少女マンガ”事情(ESSAY 海外における少女マンガの受容、発展、そして変貌―巡回少女マンガ展示会「Shojo Manga!Girl Power!」報告(2005‐2011)(徳雅美)
ブログ座談会 日本の少女マンガ、ここがおもしろい!)
5 “少女マンガ”作家紹介45

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

inoha

1
少女漫画論などを多執筆陣で展開。ジェンダーをキーワードに、女性と社会の関わり方から少女漫画を読み解く論調が多かったようです。ただ、枚数をもっと多くして掘り下げてほしいと思う論文も中にはありました。「(身体改造が)この社会で欲望を達成するための余儀ない選択」だと論じてある「ヘルタースケルタ—」は、読んでいなかったのですが読んでみたくなりました。2013/03/27

のる

0
名作ガイドと作家紹介は余計だったのでは。一つ一つの論が短くて印象に残らないので、もっと掘り下げて欲しい。2014/02/11

toko1130

0
少女マンガをこんな形で考えるのも楽しいです。自分が少女マンガを読み出した80年代からはテンション上がりまくりで熟読しました!全プレだった『星の瞳のシルエット』の星のかけらのペンダントを応募したことなど思い出しました。以外に自分がハマりまくった少女マンガは、文学性、学術性もありジェンダーについても問いかけている、そして恋愛のバイブル的少女マンガって凄いと思いましたし、読んでて良かったと思いました!2013/02/27

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