内容説明
本を読む時間がない超多忙な人におすすめの、1万字以下で書かれた小説55作品を紹介。明治の文豪から人気の若手作家まで、短くても味わい深い、文学との出会いがある。
目次
塵埃
砲兵中尉
線路
犬に顔なめられる
椿
自殺者
故郷
蜻蛉玉
足相撲
鼬〔ほか〕
著者等紹介
小峰慎也[コミネシンヤ]
1973年埼玉県生まれ。帝京大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程単位取得満期退学。2004年、『荒川洋治を読むを考える』で学術博士(国文学)。日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoriction@本読み&感想リハビリ中
23
1万字以内で書かれた小説55作品の紹介。原稿用紙25枚。文庫本で15ページ強、単行本12ページ強。「みどころ」と「あらすじ」がコンパクトにまとめられていて、かなり興味を惹かれる。紹介する55作品には、明治の文豪から人気の若手作家まで。正宗白鳥、内田百間、太宰治に幸田文、谷川俊太郎、村上春樹、川上弘美に川上未映子、絲山秋子、山崎ナオコーラなどなど。空いた時間にサクッと読めそうなページ数と興味深い作品の数々。とりあえず、手元にあった村上春樹『カンガルー日和』の中の『彼女の町と、彼女の緬羊』をサクッと読み返し。2016/02/06