出版社内容情報
日本人が忘れかけている日本文化の良さ、日本語の美しさを、小津映画の一コマとともに、その台詞を通じて読み味わう。
内容説明
日本人が忘れかけている日本文化の良さ、日本語の美しさを小津映画のセリフを通じて読み味わう。戦後の小津安二郎作品を中心に映画の中で語られる「日本語」をピックアップして、映画のシチュエーションとともに解説する。俳優(女優)の仕草や立ち居振る舞いなどの生活感を拾い出し、忘れかけた日本文化を再確認、現代社会の中にその姿を蘇らせる。
目次
人と作品世界(逸話が語る小津安二郎;小津映画の美意識;口癖の詩学;描き出される人物像;季節に満ちてくる哀感、喪失感)
ことばの芸術(時代の気品がただよう;なつかしい響きを追って;会話の芸を味わう;述べ尽くさないたしなみ;かみあわない楽しさ;表現の“間”の働き)
笑いの深まり(くりかえしと堂堂めぐり;気の利いたせりふ、ことばの粋;コミカルな笑いに乗って;エスプリとアイロニー;人間味あふれるユーモア)
著者等紹介
中村明[ナカムラアキラ]
1935年9月9日、山形県鶴岡市に生まれる。早稲田大学大学院修了。国立国語研究所室長・成蹊大学教授・早稲田大学教授を経て、早稲田大学名誉教授、山梨英和大学教授。高等学校国語教科書(明治書院)の統括委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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