明治大学人文科学研究所叢書
漱石テクストを対象とした語り言語の研究―『三四郎』『道草』を中心に

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784625454066
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3095

出版社内容情報

語りの様相・文末表現と語りの関わり・地の文と発言の関わり・物語場面、の4つの観点から、『三四郎』『道草』を中心に分析。

序章 
第1章 語りの様相の考察
第2章 動詞文・テイル文・デアル文(タ形と非タ形)が語りの表現に与える影響
第3章 地の文と発言との関係
第4章 物語場面と語りの機能
第5章 一人称小説『坊っちやん』の語り
おわりに

【著者紹介】
1963年埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業、早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。学習院女子中・高等科教諭を経て、現在、明治大学商学部准教授。主要論文「視点の違いが文構造に与える影響―文末表現を中心に―」『表現研究』100号(2014、表現学会)、「小説における『のである』『のであった』の使い分け―明治・大正期を中心として―」『日本語史の新視点と現代日本語』(2014、勉誠出版)

目次

第1章 語りの様相の考察(地の文(語り)を分類する意味
先行研究(直接話法・間接話法・自由間接話法) ほか)
第2章 動詞文・テイル文・デアル文(タ形と非タ形)が語りの表現に与える影響(地の文における文末表現「タ」の働き;小説テクストにおける、文末表現による表現効果 ほか)
第3章 地の文と発言との関係(発言挿入の諸相;引用構文発言 ほか)
第4章 物語場面と語りの機能(物語場面そのものを語る語りと物語場面そのものを語らない語りの特徴;『それから』における物語場面 ほか)
第5章 一人称小説『坊っちゃん』の語り(『坊っちゃん』の設定;『坊っちゃん』における語りの様相 ほか)

著者等紹介

石出靖雄[イシデヤスオ]
1963年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。学習院女子中・高等科教諭を経て、現在、明治大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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