出版社内容情報
鎌倉時代の三集に詳細な新注を加えた一冊
「明けわたる外山の桜夜のほどに花咲きぬらしかかる白雲 為家」――巨匠定家の衣鉢を継いで中世和歌の道統を守った晩成の歌人藤原為家の『為家卿集』、鎌倉幕府の宮将軍として迎えられながら後にその座を追われた悲運の鎌倉中書王宗尊親王の『瓊玉和歌集』、両統迭立時代の持明院統の天皇で京極派和歌に傾倒した伏見院の『伏見院御集』(部分)の三集に詳細な新注を加える。
凡例
本文
為家卿集
瓊玉和歌集
伏見院御集
補注
解説
『為家卿集』と藤原為家
宗尊親王と『瓊玉和歌集』
伏見院と『伏見院御集』
人名一覧
地名一覧
初句索引
【著者紹介】
昭和四九年神奈川県生。青山学院大学文学部卒。同大学大学院博士課程卒業。博士(文学)。現在新潟大学教育学部准教授。著書に『詠歌としての和歌』(新典社・平成二一年)、『文芸会席作法書集』(廣木一人・松本麻子と共著、風間書房・平成二〇年)など。
内容説明
「明けわたる外山の桜夜のほどに花咲きぬらしかかる白雲 為家」―巨匠定家の衣鉢を継いで中世和歌山の道統を守った晩成の歌人藤原為家の『為家卿集』、鎌倉幕府の宮将軍として迎えられながら後にその座を追われた悲運の鎌倉中書王宗尊親王の『瓊玉和歌集』、両統迭立時代の持明院統の天皇で京極派和歌に傾倒した伏見院の『伏見院御集』(部分)の三集に詳細な新注を加える。
目次
本文(為家卿集;瓊玉和歌集;伏見院御集)
解説(『為家卿集』と藤原為家;宗尊親王と『瓊玉和歌集』;伏見院と『伏見院御集』)
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