出版社内容情報
日本国未曾有の内戦、承久の乱後の宮廷において図らずも権中納言正二位の顕職に昇りえた藤原定家が、後鳥羽院の親撰に等しかった『新古今集』を超え、「延喜・天歴の聖代」をも超えて、律令国家のあるべき朝政の歌ことばによる表現として独撰した勅撰和歌集。成立当初から褒貶相半ばする本集に画期的な詳注を加え、「花より実」、平淡温雅などと概括されてきた従来の読みの改変を迫る。
内容説明
日本国未曽有の内戦、承久の乱後の宮廷において図らずも権中納言正二位の顕職に昇りえた藤原定家が、後鳥羽院の親撰に等しかった『新古今集』を超え、「延喜・天暦の聖代」をも超えて、律令国家のあるべき朝政の歌ことばによる表現として独撰した勅撰和歌集。成立当初から褒貶相半ばする本集に画期的な訳注を加え、「花より実」、平淡温雅などと概括されてきた従来の読みの改変を迫る。
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- 和書
- 森鴎外研究 〈5〉