目次
第1章 『太平記』第1部世界の構想と方法(『太平記』「序」の思想と方法;“正中・元弘の変”と『太平記』の発端―第1部世界の「発端部」について;楠木正成の登場;“元弘の内乱”と『太平記』の二つの方法―第一部世界の「展開部」について)
第2章 『太平記』第二部世界の構想と方法(建武新政府の“崩壊”と“内乱”の展望―第二部世界の「発端部」について;“建武の内乱”の歴史叙述と構想―第二部世界「展開部」「前半」について;楠木正成の死;“建武の内乱”から“南北朝の動乱”へ―第二部世界「展開部」「後半」について)
第3章 『太平記』第三部世界の構想と方法(第三部世界の展望;先帝後醍醐の崩御と“怨霊”の跳梁―第三部世界の「発端部」について;正成像の残英―楠木正行と高師直;“天下三分”の下剋上時代―第三部世界「展開部」「前半」について;“下剋上”時代の行方と『太平記』の終焉―第三部世界「展開部」「後半」について)