出版社内容情報
深沢 紅子[フカザワ コウコ]
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佐々木 望[ササキ ノゾム]
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目次
岩の手形
八郎太郎
九戸・二戸(オドテさま;牛飼い源次 ほか)
岩手・紫波(不来方城の虎;峠の山男 ほか)
下閉伊・上閉伊(カッパの淵;笛吹き兼吉 ほか)
和賀・胆沢(こがねの沢;タケノコ仙人 ほか)
稗貫・江刺(島の悪左衛門;柳原の光りもの ほか)
磐井・気仙(山伏石;竜神の神楽)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大臣ぐサン
1
今年のGW、実家の父の本を整理していたら、ある民話本のシリーズが大量に出てきた。「血は争えんなぁ」などと考えながら30年分の汚れをせっせと落としていた。翌日、父と買い物のついでに本屋に寄ったところ、棚にこいつが並んでいた。「へぇ、今もこんな本出てるんだなぁ」と思い、出版社を見ると"平凡社"。装丁が変わっていたから気付かなかったが、昨日掃除したあのシリーズの改定版じゃないか。しかも、シリーズ刊行開始したばかり。運命感じた。本ってやっぱり素敵。全巻定期購読するか本気で迷う。2015/06/03
おさるのこっぴ
0
さすがは民話の里、岩手!オリジナリティーが高くバラエティーに富んだ民話たち。カッパをはじめとする妖怪や森にすむ動物と時に取引をしたり夫婦になったり、というお話が多く、この地方の人々が自然と一体となって暮らしてきたことを感じる。一つ一つのお話の完成度が高い2017/06/16