出版社内容情報
マルティヌス・ランゲフェルト[マルティヌス ランゲフェルト]
著・文・その他
内容説明
いまに生きるランゲフェルト教育学の決定版。20世紀を代表するオランダ出身の教育学者ランゲフェルトの教育論、その人間学的教育哲学にかんする主要論考を訳者が選択・編集した日本オリジナルの教育論集。1973年の改訳版にさらなる改訳と重要な論考を一篇追加するとともに、皇紀夫氏による解説を加えて再刊。教育の荒廃と危機が問われている今日、あらためて教育とは何かを大人と子供の相互交通として問いかける。
目次
第1章 教育学の解体と再統合
第2章 子供の人間学
第3章 人間学的にみた児童期と少年期
第4章 子供に対する両親の関係
第5章 父親の教育的役割
第6章 教育者の人間学と心理学
第7章 豊かな社会の学校と教育
増補篇 教育学の哲学的根本問題―教育を必要とする「動物」としての人間
著者等紹介
ランゲフェルト,マルティヌス・J.[ランゲフェルト,マルティヌスJ.] [Langeveld,Martinus Jan]
1905‐1989。オランダのハーレム市に生まれる。ハンブルク、ライプチヒ、アムステルダムの各大学でW.シュテルン、E.カッシーラー、Th.リット、Ph.コーンスタム、H.J.ポスから心理学、哲学、教育学、言語学を学ぶ。ギムナジウム教師となり、学校心理および児童相談に従事。1934年、アムステルダム大学講師となり、「言語と教育」で博士学位取得。1939年、ユトレヒト大学准教授となり、教育科学、一般教授学、発達心理学を担当。ユトレヒト大学に教育学研究科を創設。1946年、ユトレヒト大学教授となり、ロッテルダム教育学-社会科学アカデミー創設。オランダ教育系大学教授連合会会長を経て、1958年、オランダ王立学士院会員となる
和田修二[ワダシュウジ]
1932年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。専門は教育学、教育人間学。京都大学教授、仏教大学教授、名古屋女子大学教授を経て、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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