出版社内容情報
木前 利秋[キマエ トシアキ]
著・文・その他
内容説明
フランクフルト学派第二世代の理論的旗手ユルゲン・ハーバーマスの主著『公共性の構造転換』『コミュニケーション的行為の理論』『事実性と妥当性』をはじめとする主要著作の思考の射程と可能性を探り、その理論の全容をくまなく追尋したいまは亡き哲学徒の渾身のハーバーマス論。生前の「未来」連載をもとに、最後まで完成へむけて精進の跡をとどめた探究がようやくここに集約される。
目次
序章 近代の行く末
第1章 公共圏へのまなざし
第2章 行為とコミュニケーション
第3章 方法としての反省概念
第4章 時代診断としての批判理論―ハーバーマスの現代社会論
第5章 熟議民主主義の地平
著者等紹介
木前利秋[キマエトシアキ]
1951年生まれ(長崎市)。東京大学大学院経済学研究科・博士課程退学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。現代社会論・社会思想史専攻。2013年12月4日、逝去。享年六十二歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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