出版社内容情報
社会システム論の主唱者ルーマンの後継者として知られる法理論家の代表作。最新の生物学的・社会学的・哲学的な知を媒介に、法政策、法解釈までとりこんだ斬新な法思想の書。
内容説明
〈オートポイエーシス〉概念とは、マトゥラーナ、ヴァレラによって創出された生物学的概念であり、ルーマンの社会システム論によって社会現象の諸領域に援用されて広く知られるようになった。本書は、ルーマンの視点をさらに法理論・法思想の領域へと発展・拡大させるとともに組織間ネットワークの自己生成的な構想を展開するなど具体的なルヴェルでの考察を提示する。斬新な法システム理論の書である。本邦初訳の若き法学者の主著。
目次
第1章 「そして神は笑った…」
第2章 新たな自己関係性
第3章 法―ハイパー・サイクルか
第4章 盲目的な法の進化
第5章 再帰的法による社会操縦
第6章 システム相互間の衝突に関する法
第7章 多様における統一(unitas multiplex)―コンツェルン組織体制を例に
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