出版社内容情報
石塚 由紀子[イシヅカ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
覚えていますか?風船とともに果てしない大空へ旅立っていった「風船おじさん」のことを。彼をあのような大冒険に駆り立てたものは…。あれから8年、妻によって初めて語られた風船おじさんの夢とロマン。
目次
第1章 信頼(暁の電話;おみやげ ほか)
第2章 夢(夢のコンチェルト;宇宙と子どもたち ほか)
第3章 想い(特別な賞;心の絆 ほか)
第4章 響き(ミュージックつみき;ピアノカラオケ ほか)
第5章 感謝(音楽浴;旅立ち ほか)
著者等紹介
石塚由紀子[イシズカユキコ]
1939年東京生まれ。’58年国立音楽大学付属高校ピアノ科卒。’62年国立音楽大学器楽学科(ピアノ専攻)卒。’63年国立音楽大学専攻科(ピアノ専攻)修了、同大学付属中、高校、同大学ピアノ講師。’99年同大学付属中、高校定年。現在同大学ピアノ科講師。’94年国際家族年に3姉妹の妹とともに“Famirosa harmony”(ファミローザ・ハーモニー)として本格的に演奏活動開始。’95年CDアルバム「La femme musicienne」を発表。’98年楽譜「女性作曲家ピアノ曲集」を編纂、出版。2000年海外演奏旅行(ドイツ・モーツアルト協会の招聘)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じゃくお
1
風船おじさんの人柄がよく分かる作品。2014/07/30
暴れ蟹男
1
「風船おじさん」こと鈴木嘉和氏の思い出を、妻である石塚由紀子さんが語るもの。「風船おじさん」が1992年にファンタジー号に乗って旅立ってから、八年後の2000年に出版されている。夫の死(行方不明)が、現実としてどのように処理されているのかは不明のまま。鈴木氏が自身にかけた保険金や借金の問題はあまり語られず、もっぱら「素晴らしい」夫の、愛と希望と夢に溢れたそれこそ色鮮やかな風船の如き文体が全編に渡って貫かれており、読み物としては厳しい。しかし、風船おじさんの身内が書いた唯一の資料としては、貴重かもしれない。2012/08/19
サバカレー
0
読了。当時は「上方向に向かった大変に珍しい自殺」なのだと思っていた。いやこの本を読む最近までそう思っていた。どうやら情熱と夢らしい。それでも無謀だったことには変わらないだろう。2023/06/26
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