出版社内容情報
日本帝国主義の植民地産業政策としての「産米増殖計画」の立案背景、内容と成果、朝鮮農業や日本に及ぼした影響等を考察し、その歴史的意義を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YUTAKA T
1
植民地近代化論など植民地朝鮮の経済を理解するのに基本的かつ丁寧な研究成果を述べた一冊。植民地においてコメの増産はなされたが、増収のゆえにかえってコメの価格が下落して、朝鮮人農民の貧困化が加速したという内容がしっかりと理解できた。2005/03/02
