出版社内容情報
〔ヴェーバー歴史理論の批判的展開〕ヴェーバー宗教社会学を批判的に再検討し、西洋近代、シナ文明、インド文明、古代ユダヤ教等比較文明論的な視座から再構成した壮大な論集。
目次
第1部 マックス・ヴェーバーの文明ダイナミックス論(ヴェーバーと文明のダイナミックス―現代世界の分析;カリスマ、制度形成および社会変革;世界文明のダイナミックス―「軸の時代」諸文明の共通性と多様性)
第2部 世界文明の比較分析と近代への諸ヴィジョン(プロテスタンディズムの倫理と西洋近代の構造化;ヨーロッパを超えて―予備的考察;世界の此岸的超越と構造化―『シナの宗教』とシナ文明の定型;彼岸的文明構成のパラドックス―『インドの宗教』とインド文明;「古代ユダヤ教」とユダヤ史の定型)