出版社内容情報
〔「社会派ジャーナリスト」の誕生〕明治・大正・昭和の三代にわたり代表的知識人・ジャーナリストとして活躍した反骨の思想家の膨大な仕事を整理・分析した恰好の如是閑入門書。
目次
第1章 長谷川如是閑―思想の軌跡
第2章 国家観―西欧国家原理の受容と同時代的考察
第3章 ドイツ学批判―イギリス思想とドイツ思想の対比による日本近代史観
第4章 国際政治・アジア観
第5章 言論・思想の自由と大学自治―「森戸事件」から「滝川事件」まで
第6章 ジャーナリズム観―『我等』創刊をめぐって
第7章 新聞論
第8章 女性論(フェミニズム論)―男子専制社会における男女の地位をめぐって
補論1 大正デモクラシーとジャーナリスト
補論2 『大阪朝日』の人びと