出版社内容情報
日本海軍は、戦場でまみえた相手であるアメリカ海軍に対して、意外なほどの尊敬と共感を抱いていた。それは、戦後の海上自衛隊にも脈々と受け継がれ、彼らの協働態勢が、日米同盟を基底で支えていた。本書は、日米関係の中で特異な地位を占めるこの海の絆を軸にしながら、帝国海軍の英雄たちと異なり、ひたすら訓練に励み、戦うことなく名も知られぬまま去った海上自衛隊指揮官たちの誇り高き姿を綴るものである。
内容説明
日本海軍は、戦場でまみえた相手であるアメリカ海軍に対して、意外なほどの尊敬と共感を抱いていた。それは、戦後の海上自衛隊にも脈々と受け継がれ、彼らの協働態勢が、日米同盟を基底で支えてきた。本書は、日米関係の中で特異な地位を占めるこの海の絆を軸にしながら、帝国海軍の英雄たちと異なり、ひたすら訓練に励み、戦うことなく名も知られぬまま去った海上自衛隊指揮官たちの誇り高き姿を綴るものである。
目次
1 ジェームズ・アワーと海上自衛隊
2 海上幕僚長内田一臣
3 海上幕僚長中村悌次
4 海を渡った掃海艇
5 アーレイ・バークと海上自衛隊誕生
6 ミスター・ネイヴィーと増岡一郎
7 アメリカ海軍戦中派
8 江田島のはなみずき、アナポリスの桜
9 再び海を渡る掃海艇
10 海の友情、その後
著者等紹介
阿川尚之[アガワナオユキ]
1951年(昭和26年)、東京に生まれる。慶応義塾大学法学部中退。米国ジョージタウン大学スクール・オヴ・フォーリン・サーヴィス、ならびにロースクール卒業。ソニー、ギブソン・ダン・クラッチャー法律事務所を経て、現在、慶応義塾大学総合政策学部教授、西村総合法律事務所顧問。著書に『アメリカン・ロイヤーの誕生』(中公新書)、『アメリカが嫌いですか』(新潮文庫)、『変わらぬアメリカを探して』(文芸春秋)、『トクヴィルとアメリカヘ』(新潮社)、『わが英語今も旅の途中』(講談社)、『アメリカが見つかりましたか』(都市出版)
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