海女の島―舳倉島

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  • サイズ B6判/ページ数 169p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784624200589
  • NDC分類 384.36
  • Cコード C0039

出版社内容情報

戦前北大でアイヌを研究し、戦後記録映画撮影のために再び来日した人類学者として高名な著者の紀行文である。日本民族によせる深い関心に貫かれて島と人とを詩情豊かに描く。

目次

腕、頭、脚、包み、子ども、袋、お尻、靴などの大洪水
《ヒツジ雲》の空は、《ウロコ雲》の空、海の子、海女
ほんものの海女を探し求めて
うさん臭さを、見て見ないふり
黒く険阻で、不気味な七つの島
土知を耕すですって?なんて恥しいことだろう!
岩の筏に乗っている人間と神様
灰色の石ころ道
《島の王さま》の家で
タイが海士、海女の心をやわらげる
イロリのそばに坐って
海底で、海女たちと
わずかな撮影にたいした苦労
一握りの土で、深渕を満たす
大鍋での入浴〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

15
1960年代前半、既に絶滅寸前だった本物の海女に邂逅したイタリア人。彼女たちは裸体を晒すことより、外国人と接することに羞恥を覚える。それを解きほぐすことができたのは、著者自らがちっぽけな見栄や照れを捨て、島民に飛び込んだからだろう。おかげで、二度と目にすることの叶わない日本人の生態を後世に伝えることができた。2020/01/27

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