出版社内容情報
西山 雄二[ニシヤマ ユウジ]
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内容説明
学問が有意性・適切性の審級にさらされ、経済主義的論理への応答を求められる現代において、世界の人文学者はなにを考え、いかなる未来を描くのか。社会的制度としての大学を根源的に問い、さらなる哲学の実践を提示する充実の論集。
目次
第1部 人文学と制度(ヒューマニズムなきヒューマニティーズ―サイード、フーコー、人文学のディアスポラ;アメリカ合州国の人文学;アメリカの文化戦争にみる「哲学」への問い―「哲学を愛すること」と「ポスト哲学」 ほか)
第2部 哲学と大学(大学―知と非‐知;技術と人文主義について;特権としての教養―大学の統治と自律をめぐる争い ほか)
第3部 人文学の研究教育制度(ポンティニーからスリジーへ―ポンティニーの旬日会とスリジー=ラ=サルのコロック;亡命大学―ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ;フランクフルト社会研究所の歴史と現在 ほか)
著者等紹介
西山雄二[ニシヤマユウジ]
1971年生まれ。首都大学東京人文科学研究科准教授(フランス思想)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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