出版社内容情報
クローチェからグラムシまで、二十世紀イタリア思想のイデオロギー的奔流を、ヨーロッパ思想史の巨匠がその政治的動向や歴史的顛末とともにダイナミックに解析する古典的名著。
内容説明
クローチェからグラムシへ。はざまにファシズムの急騰を介して激しく動揺した二十世紀イタリア―。そこに吹き荒れるイデオロギーの奔流をダイナミックに解析する本書は、現代イタリア思想の政治的動向とその歴史的顛末を見事な筆致で描きだす。ヨーロッパ思想史の巨魁ボッビオ、その代表的著作の待望の初訳。
目次
第1章 実証主義とマルクス主義
第2章 カトリックと近代世界
第3章 非合理主義勢力
第4章 反民主主義者たち
第5章 二つの社会主義
第6章 ベネデット・クローチェ
第7章 事実の教え
第8章 戦時の幕間劇
第9章 革命と反動のあいだで
第10章 ファシズムのイデオロギー
第11章 反対者クローチェ
第12章 レジスタンスの理想
第13章 参加の時代
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