出版社内容情報
「鶏肋」とはニワトリのあばら骨の意で、『後漢書』にある曹操の逸話から取られた言葉。多言語の文献を軸に挿絵・地図・ 美術工芸品・出土文物等を駆使して研究をつづける著者が、捨てるには勿体ない味な史資料を徒然、筆の赴くままに紹介してゆく。アジア、ヨーロッパ、そしてアフリカ(アフロ・ユーラシア)、世界を跨ぎ、人・物・情報が縦横無尽に交流していたモンゴル時代を、マクロ、ミクロ、さまざまな視点から、時に現代・日常生活に引き付けつつ紐解く。
内容説明
「鶏肋」とはニワトリのあばら骨の意で、『後漢書』にある曹操の逸話から取られた言葉。多言語の文献を軸に挿絵・地図・美術工芸品・出土文物等を駆使して研究をつづける著者が、捨てるには勿体ない味な史資料を徒然、筆の赴くままに紹介してゆく。アジア、ヨーロッパ、そしてアフリカ(アフロ・ユーラシア)、世界を跨ぎ、人・物・情報が縦横無尽に交流していたモンゴル時代を、マクロ、ミクロ、さまざまな視点から、時に現代・日常生活に引き付けつつ紐解く。
目次
はじめに 書斎から空前の大帝国へ旅しよう!
1 頓珍漢に筆を執り
2 ユーラシアの文化交流を眺めれば
3 クビライの海上展開に導かれ
4 モンゴル経済圏に組み込まれたヨーロッパ
5 華やかな宮廷生活を送るには
6 飲めや歌えやの大宴会
7 時には雑学・小細工も必要で?
8 征服された人々の生き様から
9 帝国瓦解までの道程をふりかえる
おわりに ただいま!書斎
著者等紹介
宮紀子[ミヤノリコ]
1972年生まれ。徳島県出身。京都大学大学院文学研究科博士後期課程所定研究指導認定退学(中国語学中国文学)。博士(文学)。現在、京都大学人文科学研究所助教。主著『モンゴル時代の出版文化』名古屋大学出版会、2006年(2009年第5回日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞)。『モンゴル時代の「知」の東西(上・下)』名古屋大学出版会、2018年(2018年第7回パジュ・ブック・アワード著作賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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