文化としての保護司制度―立ち直りに寄り添う「利他」のこころ

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文化としての保護司制度―立ち直りに寄り添う「利他」のこころ

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623098194
  • NDC分類 326.56
  • Cコード C0036

出版社内容情報

保護司制度は130年以上の歴史を有し、犯罪者の立ち直りを助け、安全・安心な地域社会の実現を目指す更生保護制度の支柱として発展してきた。しかし、急激に変容する社会状況の影響を受ける中、これを未来につなげるために現状の見直しと変革の必要に迫られている。本書は、保護司制度について多角的・総合的に研究を進めている「保護司みらい研究所」における議論を紹介し、保護司の活動とその精神の本質に迫る。

内容説明

保護司制度は一三〇年以上の歴史を有し、犯罪者の立ち直りを助け、安全・安心な地域社会の実現を目指す更生保護制度の支柱として発展してきた。しかし、急激に変容する社会状況の影響を受ける中、これを未来につなげるために現状の見直しと変革の必要に迫られている。本書は、保護司制度について多角的・総合的に研究を進めている「保護司みらい研究所」における議論を紹介し、保護司の活動とその精神の本質に迫る。

目次

第1部 「利他」と寄り添い(「利他」を紐解く;こころのケアとは何か―寄り添いと世間知;保護司制度の源流と意義を考える)
第2部 応援のコミュニティを創る(地域共生社会の実現にむけて;保護観察の国際動向と保護司制度)

著者等紹介

今福章二[イマフクショウジ]
保護司みらい研究所代表、全国更生保護法人連盟理事長、日本BBS連盟会長、中央大学法科大学院客員教授、保護司。元法務省保護局長。京都大学法学部卒業。カナダ・サイモンフレーザー大学犯罪学部修士課程修了(修士(犯罪学))。1985年に東京保護観察所に採用され、法務省保護局、国連アジア極東犯罪防止研修所、那覇保護観察所等の勤務を経て、2019年1月法務省保護局長就任、2021年7月退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

19
監獄から出てきた人の社会復帰に伴走する無償の国家公務員である保護司。古くは五人組に由来するという説もあるようだが、この言い方には互助というより相互監視システムという含みがる。戦後GHQからは西洋ならではの、監視保護職として実施するべしとされたが、地域に根差した篤志家によるボランティアという日本ならではのシステムが選択された。成り手不足。刑を終え、紳士として蘇るシステムを導入した国のお話など。専門家とのつなぎ。生活圏が共にあることで、実務的なアドバイスがしやすい。利他を紐解く事が重要。これ何に対しても重要。2024/11/17

マーブル

9
罪を犯した人々が更生し、再犯をしないためには受け皿が必要だ。家族、仲間、地域。それらから受け入れられず拒絶されてしまうと、再び罪の路へ向かってしまう。住む所。それを維持するための職業。そして精神の安寧。元犯罪者たちを遠ざけるだけでは、結局犯罪は減らない。エゴに過ぎないかもしれないが、犯罪の少ない社会に安心して住まうためには、彼らを受け入れることが必要だ。本書はその価値の見直しと、迫られている急激に変化する現代社会への対応について関係者の講演、対談、コラム等で成り立っている。非常に有意義な内容だった。2024/12/31

山田

0
「立ち直りに寄り添う」「利他のこころ」とかの「いい話」と、制度が辿ってきた歴史とのギャップが面白い。本書前半のような「いい話」ができる大人になりたいなという気持ちと、やっぱりこれは民間人がやるから「いい話」なのであって、刑事政策として実施すればどうしても監視、思想矯正、保安処分的な側面が生じてしまうが、「いい話」として語る役人の上手さは尊敬できる。そして、本書中盤の歴史の説明がとても勉強になる。物事の淵源や歴史は、ほんとに、組み立て方次第、語り方次第だということを改めて実感。2025/01/05

ときのき

0
面白かった。 企画されているという、保護司の活動紹介中心の続刊も、本書を現場の実務面から補完する意味でも重要だなと。2025/01/05

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