MINERVA人文・社会科学叢書<br> 権威主義体制にとって選挙とは何か―独裁者のジレンマと試行錯誤

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MINERVA人文・社会科学叢書
権威主義体制にとって選挙とは何か―独裁者のジレンマと試行錯誤

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623097005
  • NDC分類 314.89
  • Cコード C3331

出版社内容情報

現在世界の大半を占める権威主義国において、選挙はいかなる役割を担っているのか。従来「体制維持」を目的に行われると考えられるのが一般的だったが、本書は七カ国の事例分析を通してそこにより多様な意図があること、しかもその意図が容易には達成されず、選挙結果をコントロールしようと独裁者たちが試行錯誤を繰り返していることを印象的に描き出す。不明な点が多い権威主義国の統治メカニズムを明らかにする画期的研究。

内容説明

現在世界の大半を占める権威主義国において、選挙はいかなる役割を担っているのか。従来「体制維持」を目的に行われると考えられるのが一般的だったが、本書は7カ国の事例分析を通してそこにより多様な意図があること、さらにその意図が容易には達成されず、選挙結果をコントロールしようと独裁者たちが試行錯誤を繰り返していることを印象的に描き出す。不明な点が多い権威主義国の統治メカニズムを明らかにする画期的研究。

目次

序章 独裁者は選挙で何を目指すのか?―権威主義体制下の地方議会選挙
第1章 準強制参加の「祭り」としての選挙―ベトナムにおける地方議会選挙
第2章 体制のコントロールと多様な選挙機能―ラオスにおける県人民議会選挙
第3章 党の徹底したコントロールと疲弊する現場―中国における地方人民代表大会直接選挙
第4章 体制維持に資する選挙機能の多様性とその限界―人民党支配下のカンボジアにおけるコミューン評議会選挙
第5章 脱「統一ロシア」の試みとその限界―プーチン期のロシアにおける地方議会選挙
第6章 支配深化のための州議会選挙―モザンビークにおける与野党対立と独裁者のジレンマ
第7章 情報の収集とパトロン・クライアント関係―アゼルバイジャンにおける基礎自治体選挙
終章 試行錯誤する独裁者

著者等紹介

山田紀彦[ヤマダノリヒコ]
1973年生まれ。上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻修士課程修了。現在、アジア経済研究所地域研究センター動向分析研究グループ長。専門:ラオス地域研究、比較政治学、権威主義体制研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Arihiro Minoo

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「現在、世界の国々の半数近くを権威主義体制が占めている」という一文が序章冒頭にあるのだが、定義にもよるが言われてみれば確かにそうか、といきなり重要な気づきが得られた。 本書はラオスやカンボジア、モザンビーク等の地方選挙制度という専門家以外には興味を持たれそうにないテーマを扱っているのだが、こうしてみるとそもそもなぜ権威主義なのに選挙があるのかという素朴な問いにも興味が湧いてくる。 独裁体制なら選挙でわざわざ民意を取り入れる必要ないじゃないかと思うかもしれないが、そうではないのだ。中国・ロシアの事例もあり!2024/03/19

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