出版社内容情報
高齢化、人口減少、グローバル化への進展の中で福祉に注目が集まるいま、今後の福祉を考えるうえでのキータームとなる共生、協働についてもそれぞれの概念や関連性を検証する必要性が高まっている。本書では、実証的、計量的な調査結果、および統計データを駆使することより、われわれの現時点を確認するとともに、将来の課題の解決に向けた方策を提示する。
内容説明
高齢化、人口減少、グローバル化への進展の中で福祉に注目が集まるいま、今後の福祉を考えるうえでのキータームとなる共生、協働についてもそれぞれの概念や関連性を検証する必要性が高まっている。本書では、実証的、計量的な調査結果、および統計データを駆使することより、われわれの現時点を確認するとともに、将来の課題の解決に向けた方策を提示する。
目次
第1章 福祉ニーズと共生・協働の論理―新たな福祉問題の把握を目指して(課題設定のための多様なアプローチ;福祉のための基礎理論 ほか)
第2章 官‐民協働の再編と公的対人サービス供給組織―措置委託、ニュー・パブリック・マネジメント、そしてファイナンシャリゼーション(「官‐民協働」へのアプローチ;措置委託1 ほか)
第3章 人口減少時代における地域共生社会の展望―過疎地域の協働と共生の視点から(人口減少と地域共生社会;地域共生社会と地域福祉政策 ほか)
第4章 多文化共生における協働の課題と可能性―福祉とのかかわりで(多文化共生における協働;多文化共生へのまなざし ほか)
第5章 企業中心の保守主義レジームの形成と構造改革―男性正社員シティズンシップを超えて(福祉レジームとしての日本をめぐる議論;企業中心の保守主義レジームの構造 ほか)
著者等紹介
三重野卓[ミエノタカシ]
1949年生まれ。現在、山梨大学名誉教授。第1回福祉社会学会学術賞(2011年)
金子勇[カネコイサム]
1949年生まれ。現在、北海道大学名誉教授。第1回日本計画行政学会賞(1989年)、第14回日本都市学会賞(1994年)、札幌市・市政功労者(2020年)
吉原直樹[ヨシハラナオキ]
1948年生まれ。現在、東北大学名誉教授。第15回日本都市学会賞(1995年)、第3回地域社会学会賞(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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