出版社内容情報
多様化・複雑化する現代社会においては、総合的な視点をもって障害児支援に対応することができる幼稚園教諭・小学校教諭・保育士・社会福祉士等が求められている。支援・配慮を必要とする子どもたちに、セクショナリズムを超えて隙間なく、またライフステージを見通して切れ目なく、細やかな支援と配慮を提供することが重要である。障害児支援を一体的に学ぶことができ、専門職の実践力養成に役立つテキスト。
目次
プロローグ 障害児の特別支援教育・保育・福祉の概観
第1部 障害児支援の意義と役割、制度と体系(障害児支援の定義と理念;インクルーシブな教育・保育・福祉システムの実現;障害児への教育・保育・福祉の歴史;障害児への教育・保育・福祉の法律と制度;障害児に対する権利擁護;障害児支援に必要な連携・協働と計画;家庭・自治体・関係機関との連携;特別な支援や配慮を要する児童・保護者に対する心理的支援;特別な支援や配慮を要する乳幼児への教育・保育・福祉に関する現状と課題;特別な支援や配慮を要する児童・生徒への教育・保育・福祉に関する現状と課題;特別支援学校・特別支援学級・通級による指導等での特別支援教育に関する現状と課題)
第2部 障害児や特別な支援・配慮を要する児童に関する現状と課題(病弱の児童や肢体不自由の児童に対する理解と支援;視覚・聴覚・言語障害の児童に対する理解と支援;知的障害の児童に対する理解と支援;重症心身障害の児童や医療的ケアを要する児童に対する理解と支援;発達障害の児童に対する理解と支援;情緒障害・精神障害の児童に対する理解と支援;DV家庭の児童や被虐待児童に対する理解と支援;不登校の児童やいじめ被害者の児童に対する理解と支援;非行児童に対する理解と支援;外国籍の児童や生きづらさをかかえる児童に対する理解と支援;エピローグ 共生社会の実現に向けた教育・保育・福祉の実践)
著者等紹介
杉本敏夫[スギモトトシオ]
現在、関西福祉科学大学名誉教授
立花直樹[タチバナナオキ]
現在、関西学院聖和短期大学准教授、社会福祉法人ポポロの会評議員、社会福祉法人慶生会理事、社会福祉法人大阪重症心身障害児者を支える会評議員
中村明美[ナカムラアケミ]
現在、武庫川女子大学教育学部准教授
松井剛太[マツイゴウタ]
現在、香川大学教育学部准教授
井上和久[イノウエカズヒサ]
現在、大谷大学文学部教授
河〓美香[カワサキミカ]
現在、富山国際大学子ども育成学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。