MINERVA 社会学叢書<br> 匿名他者への贈与と想像力の社会学―献血をボランタリー行為として読み解く

個数:
  • ポイントキャンペーン

MINERVA 社会学叢書
匿名他者への贈与と想像力の社会学―献血をボランタリー行為として読み解く

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月30日 08時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623095322
  • NDC分類 369.7
  • Cコード C3336

出版社内容情報

私たちの生活は匿名他者との非対面的な関係性によっても支えられている。献血においては、提供された血液は顔も名前も知らない他者のもとへ届けられ、それが必要な人々の生活を支えている。こうした匿名他者への贈与はいかにしてなされているのか。これまでは家族や友人に血液製剤を使用した人がいる場合に献血が促されると指摘されてきた。これに対して本書では、家族や友人に血液製剤を使用した人がいない場合に、なぜ人々は血液を提供するのかを論ずる。

内容説明

私たちの生活は匿名他者との非対面的な関係性によっても支えられている。献血においては、提供された血液は顔も名前も知らない他者のもとへ届けられ、それが必要な人々の生活を支えている。こうした匿名他者への贈与はいかにしてなされているのか。これまでは家族や友人に血液製剤を使用した人がいる場合に献血が捉されると指摘されてきた。これに対して本書では、家族や友人に血液製剤を使用した人がいない場合に、なぜ人々は血液を提供するのかを論ずる。

目次

序章 献血をボランタリー行為として読み解く
第1部 献血を問うこと(匿名他者への贈与と想像力の社会学に向けて;日本における血液事業と献血推進政策;献血はどのように捉えられてきたか―先行研究の整理)
第2部 献血者とは誰か(誰が献血するのか―献血の計量的分析;多回数献血者と想像力―受血者の存在と献血)
第3部 受血者不在への着目(受血者不在の場合における献血動機の実態―消極的献血層の動機変化;献血者の生活史;献血を重ねることと互酬性の予期;献血を重ねることと生きづらさ;匿名他者への贈与を支えるもの)

著者等紹介

吉武由彩[ヨシタケユイ]
1987年長崎県長崎市生まれ。現在熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほなみ

1
今年のテーマ本5冊目 寄付と献血は別物だが、根底にあるものは同じであろうという考えの基読了 献血という贈与は何をきっかけに行われるのか。という問いに対して、身近な人が輸血を受けた、医療従事者である。といった経験が大きそう(もちろんそうではない人も多いが。) また、献血は誰に貢献しているかが見えないのが良さでもあると書かれている。受け手が見えてしまうとプレッシャーがかかり、義務のように感じてしまうのは少しわかる。 ただし、寄付もそうだが、貢献してる感や続けることでの表彰がないと続けられないのも事実だろう。2024/02/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20974980
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。