アルプス席の母

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アルプス席の母

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  • サイズ 46判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867139
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

まったく新しい高校野球小説が、開幕する。

秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。


【編集担当からのおすすめ情報】
「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至」
吉田伸子さん(書評家)
など、事前に読んでくださった全国の書店員さんからも熱いメッセージが寄せられています。

内容説明

デビュー作『ひゃくはち』以来となる著者渾身の、まったく新しい高校野球小説!母親たちの熱闘甲子園!

著者等紹介

早見和真[ハヤミカズマサ]
1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。2015年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。2020年『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート、同年『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞とJRA賞馬事文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sato19601027

228
高校の3年間は応援団員として、選手の一挙手一投足に声援を送っていた。甲子園は遥か彼方であったが、県大会のスタンドも充実した時間だった。この小説で描かれるのは、甲子園を目指す一人息子を支え続けた母親の目線で描かれた3年間だ。子供を見守る親御さんたちや、監督との人間模様に主軸が置かれる中、親の子離れが裏テーマとして物語が進行する。父親を早くに亡くし、母親の手料理を毎日食べて練習に明け暮れていた息子が高校生となり寮に入り、大人になっていく。離れていく子どもに、戸惑う母親の心の機微が琴線に触れる。感動の一気読み!2024/04/24

のぶ

222
面白くて夢中で読んだ。大きな感動の読後感を持つ事ができた。甲子園を目指す高校球児、秋山航太郎と母、菜々子の物語。前半は保護者目線の描写が多く、裏側の部分がクローズアップされていた印象。高校からのスカウトの方法や入学後の保護者のルールなど、実際にこんな事が行われているのかなと嫌悪感を持ちながらも、好奇な視点で読んでいった。でも、後半は子どもたちの屈託ない野球少年っぷりが全開で、一気に気持ちよく読む事ができた。航太郎の栄光と挫折がよく描かれていて、それを支える菜々子の心境もとても素晴らしい作品だった。2024/04/21

hiace9000

190
もしも野球に限らず、似た子育ての経験ある母親であれば、冒頭の「伝令のシーン」で早々に涙腺崩壊は必定。スポーツに賭ける子を持つ親が感じる不安、葛藤、苦しみ、挫折、期待、歓喜…それだけでなく、部活や父母会、監督らに感じる不満、違和感、理不尽、怒りや遠慮、そして感謝…等々、複雑過ぎて絡まる"アルプス席の母の一途な本音"を一本の物語に紡いだ今作。高校野球の本場・大阪をアクセントにした、「子を持つ親」の成長譚である。ともあれ、母親にとって息子とは、分身ではなくもはや自分の一部。掛け値なしの"おかん"の愛に涙なのだ。2024/04/21

tetsubun1000mg

180
早見さんの作品は「店長がバカすぎて」シリーズ、「八月の母」と今までにない設定の作品だったが、今回も甲子園を目指す小学校で交通事故で父を亡くした母親目線のストーリーだった。 自分では中学、高校で部活はやっていたが、親が見に来る競技ではなかったので驚きの実態でもあった。 球場で子供を応援するのに並ぶ順番や、私語を慎むなど10項目の約束事項があるのはビックリ。 ましてや監督に部員の親が毎年一人当たり8万円を払うなんて! でも実際には有りそうな気がする。 甲子園を目指す高校生の親は涙なしには読めないのでは。 2024/04/06

モルク

174
神奈川のシニアリーグで注目された航太郎。甲子園強豪校山藤学園に行くのを目標にしていたが遂に声は掛からず、同じ大阪の新興校希望学園に特待生として進学し、寮生活が始まる。シングルマザー菜々子も大阪に移り息子の近くで応援する。慣れない大阪気質、父母会、監督との確執、そして航太郎の怪我…様々な試練が待ち受ける。アルプス席で見守る母の気持ちが手に取るようにわかる。わが子は個人競技だったので回りの父母との苦労はなかったが、試合の時の感情が甦る。でも甲子園の特別感、全試合中継、地域あげての応援…他の競技にも分けてくれ。2024/06/29

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