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出版社内容情報
近代日本を形作った知識人はどのような道を歩んだのか。本書は、東京一辺倒な日本の知性史へのアンチテーゼである。あえて西に視座を置き、学術に限らず、文学、美術、政治と幅広く29人を選ぶ。主著の一節を手掛かりにその知識人の生き方と人生そのものを探る「知」の列島地図。お互いに絡み合い交錯する近代日本の「知」をしなやかで精緻な言葉で描く。
内容説明
近代日本を形作った知識人はどのような道を歩んだのか。本書は、東京一辺倒な日本の知性史へのアンチテーゼである。あえて西に視座を置き、学術に限らず、文学、美術、政治と幅広く二九人を選ぶ。主著の一節を手掛かりにその知識人の生き方と人生そのものを探る「知」の列島地図。お互いに絡み合い交錯する近代日本の「知」をしなやかで精緻な言葉で描く。
目次
1 身近な「知」こそ、深遠な「知」(戦時下でも精神の健全さを―林達夫;自由のための「考える言葉」―中井正一;ダイアローグの思想家―鶴見俊輔 ほか)
2 ダイナミックな「知」の遊泳(民から築き、一国の文明を興す―福澤諭吉;不完全さを想像力で補うアート―岡倉天心;隔てられた運命に抗した抵抗と気概―九鬼周造 ほか)
3 「知」が時代をのぞく(生活から倫理を紡ぐ―与謝野晶子;明るすぎる東京に距離をおいて―谷崎潤一郎;名もなきヒーローへの讃歌―手塚治虫 ほか)
著者等紹介
宇野重規[ウノシゲキ]
1967年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授。主著『政治哲学へ』東京大学出版会、2004年、増補新装版、2019年(2005年第22回渋沢・クローデル賞LVJ特別賞)。『トクヴィル』講談社メチエ、2007年、講談社学術文庫、2019年(2007年第21回サントリー学芸賞)。『民主主義とは何か』講談社現代新書、2020年(2021年石橋湛山賞)、他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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