叢書・知を究める<br> 近代日本の「知」を考える。―西と東との往来

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近代日本の「知」を考える。―西と東との往来

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  • サイズ 46判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623095308
  • NDC分類 281
  • Cコード C0310

出版社内容情報

近代日本を形作った知識人はどのような道を歩んだのか。本書は、東京一辺倒な日本の知性史へのアンチテーゼである。あえて西に視座を置き、学術に限らず、文学、美術、政治と幅広く29人を選ぶ。主著の一節を手掛かりにその知識人の生き方と人生そのものを探る「知」の列島地図。お互いに絡み合い交錯する近代日本の「知」をしなやかで精緻な言葉で描く。

内容説明

近代日本を形作った知識人はどのような道を歩んだのか。本書は、東京一辺倒な日本の知性史へのアンチテーゼである。あえて西に視座を置き、学術に限らず、文学、美術、政治と幅広く二九人を選ぶ。主著の一節を手掛かりにその知識人の生き方と人生そのものを探る「知」の列島地図。お互いに絡み合い交錯する近代日本の「知」をしなやかで精緻な言葉で描く。

目次

1 身近な「知」こそ、深遠な「知」(戦時下でも精神の健全さを―林達夫;自由のための「考える言葉」―中井正一;ダイアローグの思想家―鶴見俊輔 ほか)
2 ダイナミックな「知」の遊泳(民から築き、一国の文明を興す―福澤諭吉;不完全さを想像力で補うアート―岡倉天心;隔てられた運命に抗した抵抗と気概―九鬼周造 ほか)
3 「知」が時代をのぞく(生活から倫理を紡ぐ―与謝野晶子;明るすぎる東京に距離をおいて―谷崎潤一郎;名もなきヒーローへの讃歌―手塚治虫 ほか)

著者等紹介

宇野重規[ウノシゲキ]
1967年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授。主著『政治哲学へ』東京大学出版会、2004年、増補新装版、2019年(2005年第22回渋沢・クローデル賞LVJ特別賞)。『トクヴィル』講談社メチエ、2007年、講談社学術文庫、2019年(2007年第21回サントリー学芸賞)。『民主主義とは何か』講談社現代新書、2020年(2021年石橋湛山賞)、他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

101
人格識見ともに心から尊敬する宇野重規先生。本書のポイントは副題「西と東の往来」にある。東大の先生には、西(京大系)を批判(または黙殺)する人が多いのに、西に視座を置き、東京一辺倒の知性史へのアンチテーゼを提起している宇野先生の心の広さに感銘を受ける。選ばれた29人の顔ぶれも素晴らしい。西田幾多郎先生などの京都学派、桑原武夫先生・梅棹忠夫先生などの新京都学派、岡潔先生・南方熊楠さんらの学者たち、司馬遼太郎さん・山崎豊子さんなど。尤も、その中に、なぜ瀬戸内寂聴さんのような人物を入れるのかという不満はあるが…。2024/07/13

chiro

4
日本の「知」を支えてきた人物を主に関西に視点を置きながら紹介している著作。ここで取り上げられている29人のうちその著作を読んだ事があるのが9人しかいないので、その意味ではこれからその著作に手を出してみたいと思う人物ばかりであったが、ここで選ばれている人物が「西」という場所にどう影響を受けているのかは分からないが、殊、哲学の分野では西田幾多郎によるところが大きいのは間違いなさそうだ。2023/03/25

linbose

0
★★★★☆ 広い意味で関西に関係のあった近代の著名な知識人ら全29人、それぞれ一書一文を象徴的なものとして取り上げつつ、その歴史上の位置付けや現代における意義などについて、短い文章で紹介するエッセイ的な肩の凝らない読み物▼(面子を見ただけでも)少なくとも近代においては「東京中心のモノトーンな思想史叙述を打ち破り、近代日本の知の豊かさを改めて享受したい」というほど東京中心でもないのではないかと思うようになるので、著者の意図は達成されているといえるのだろう▼掲載されている写真もいい。編集が仕事をしているな。2024/04/17

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