出版社内容情報
見開き2ページで1項目を解説するわかりやすい構成で、開発学について包括的に学べる入門テキスト。国際開発協力の専門家志望者が学ぶ開発学としてのみではなく、貧困・格差・国際協力などの問題に関心のある読者へ向け、学際的に開発学を紹介する。
第一部が開発研究の学問領域とアプローチ、第二部は主な開発課題と事例、第三部を開発実践におけるアクターと評価、という構成で、経済開発・社会的包摂・環境・感染症対策・ガバナンスなどの多彩なトピックに、ジェンダーの視点も項目として取り入れている。また、SDGs時代の新しい開発学の教科書として、途上国のみでなく先進国の問題も随所に取り扱う。
目次
序 開発学とは
第1部 開発学の学問領域とアプローチ(開発協力へのアプローチの理論の変遷と展開;貧困をめぐる定義;貧困をめぐる課題)
第2部 開発課題と事例(経済発展と開発;ガバナンスの課題;社会的包摂の促進 ほか)
第3部 開発実践におけるアクターと評価(国際機関と開発;日本の国際開発協力と比較;コミュニティ開発 ほか)
終 未来を拓く開発学
著者等紹介
大森佐和[オオモリサワ]
2007年ピッツバーグ大学政治学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、国際基督教大学教養学部上級准教授
西村幹子[ニシムラミキコ]
2005年コロンビア大学ティーチャーズカレッジ博士課程修了(Ed.D.)。現在、国際基督教大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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