出版社内容情報
実体化する「境界」に抗して、さまざまな言語・民族・宗教が混在するロシア。その広大な風土のうえに、どのように文学が生まれたのだろうか。
民族や国家の枠組みを超え、交錯する人と言葉を軸に、ロシア文学の広がりと世界へのつながりを詳しく紹介する。各項目の冒頭に作品やテーマの鍵となる原文とその日本語訳を掲げ、最新の知見にもとづき『イーゴリ軍記』からドストエフスキーを経てアレクシエーヴィチまでの作家・作品研究とテーマ研究を見開き2頁で解説。本書は読者を、ロシア文学の「現場」に――その多様な作品・作家・事象へと誘う。「国民文学」の境界を超えて、「ロシア」を世界へ、「文学」を時代や状況へとひらく新しい入門書。
内容説明
実体化する「境界」に抗して、さまざまな言語・民族・宗教が混在するロシア。その広大な風土のうえに、どのように文学が生まれたのだろうか。民族や国家の枠組みを超え、交錯する人と言葉を軸に、ロシア文学の広がりと世界へのつながりを詳しく紹介する。各項目の冒頭に作品やテーマの鍵となる原文とその日本語訳を掲げ、最新の知見にもとづき『イーゴリ軍記』からドストエフスキーを経てアレクシエーヴィチまでの作家・作品研究とテーマ研究を見開き2頁で解説。本書は読者を、ロシア文学の「現場」に―その多様な作品・作家・事象へと誘う。「国民文学」の境界を超えて、「ロシア」を世界へ、「文学」を時代や状況へとひらく新しい入門書。
目次
第1部 テクスト―ロシア文学の作家と作品(中世文学;19世紀の文学;20世紀の文学;現代の文学;ロシアの詩)
第2部 コンテクスト―ロシア文学とその周辺(ロシアの思想・批評;ロシアの心象地理;ロシア文学の周辺;世界の中のロシア文学)
著者等紹介
中村唯史[ナカムラタダシ]
1965年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授
坂庭淳史[サカニワアツシ]
1972年生まれ。早稲田大学文学学術院教授
小椋彩[オグラヒカル]
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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