出版社内容情報
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなるものが巷にあふれている。しかし、そんなものを身に付けると考えなくなってしまうぞ! と本書は警告する。では、考えるとはどういうことなのか? 本書は、思考についての哲学的な問いから現代の具体的な諸問題までを縦横無尽に論じることで個々人が自らを内省し、現代の諸問題を深く考察するための視座を提示する。
内容説明
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなるものが巷にあふれている。しかし、そうしたものを身につけるということは思考しなくなることだ、と本書は警告する。では、考えるとはどういうことなのか?本書は、思考についての哲学的な問いから現代の具体的な諸問題までを縦横無尽に論じることで個々人が自らを内省し、現代の諸問題を深く考察するための視座を提示する。ここがポイント―幅広い観点から現代人の思考について考察。スキル化された思考を批判的に検討。
目次
第1部 思考とは何か(考えるプロセス;思考のパラドクス;思考実験;言葉の問題)
第2部 どうやって思考するか(言葉で思考する;身体の出現と言葉)
第3部 思想の潮流(自然科学と思想;思考の源流をさぐる)
第4部 奪われた思考(思考が乗っ取られた?;物理学と経済学における理論と世界像;自発的な思考にせまる;思考の放棄)
第5部 狭窄化する思考(奪われた思考の帰結;俯瞰とモデル化;死ぬこととみつけたり)
著者等紹介
森川亮[モリカワリョウ]
1969年岐阜市生まれ。2008年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。Theoretical Physics Research Unit,Birkbeck College,University of LondonでBohm‐Hiley理論を学ぶ。神奈川大学理学部非常勤講師、山形大学工学部准教授などを経て、近畿大学経営学部教養・基礎教育部門准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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