出版社内容情報
「中東・イスラーム世界」と聞くと何を思い浮かべ、どんなイメージをもつだろうか? エキゾチックな魅力、特徴的なベール、テロや戦争……。はたして中東・イスラームは日本から遠い“別世界”なのだろうか? 本書は、「歴史」「宗教・社会」「経済・産業」「政治」「文化・精神」の5つに分けた30のトピックから、現代中東・イスラーム世界をひもといていく。彩り豊かな世界に触れることで、日本と“世界”の見え方が変わる一冊。
内容説明
「中東・イスラーム世界」と聞くと何を思い浮かべ、どんなイメージをもつだろうか?エキゾチックな魅力、特徴的なベール、テロや戦争…。はたして中東・イスラームは日本から遠い“別世界”なのだろうか?本書は、「歴史」「宗教・社会」「経済・産業」「政治」「文化・精神」の五つに分けた三〇のトピックから、現代中東・イスラーム世界をひもといていく。彩り豊かな世界に触れることで、日本と“世界”の見え方が変わる一冊。
目次
第1部 歴史の扉―日本と中東の往還(近代日本の中東発見―扉を開いた幕末・明治の先人たち;近代日本と資源外交―ミイラ取りから石油まで ほか)
第2部 宗教・社会の扉―つながりと公共圏(公共空間としての新たな部族社会―ヨルダンのディーワーンをめぐって;聖なる血筋の効力―インドネシアの預言者一族 ほか)
第3部 経済・産業の扉―石油の先にあるもの(資源をめぐる共生―雨乞い儀礼と聖者命日祭から考える;変貌するオアシス農業―市場経済とナツメヤシの品種多様性をめぐって ほか)
第4部 政治の扉―現代中東・イスラーム世界を知るために(制度の裏に潜むもの―多様な選挙と政党;イスラーム過激派は、いかに勃興したか―政治変動とテロのあいだで ほか)
第5部 文化・精神の扉―イスラームからみる現代社会(差異とともに生きる―イスラームにみる共生の知恵;現代医学に挑戦するイスラーム法―生命倫理と信仰 ほか)
著者等紹介
西尾哲夫[ニシオテツオ]
人間文化研究機構・国立民族学博物館教授(専門は言語学、アラブ研究)
東長靖[トウナガヤスシ]
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(専門はイスラーム学、中東地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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