出版社内容情報
地域コミュニティを通じて多様な人びとがつながり「持続的な」地域の将来像をともに構築していく新たな試み
防災・環境・文化をテーマにさまざまな地域コミュニティと協働で取り組んだ事例からは、大学が地域に集まる多様な主体をつなぎ、ときに人材不足やアイデアを補い、地域におけるハブ機能としての役割を浮き彫りにする。また、「フューチャー・デザイン」という、地域社会の将来ビジョンを多くの参加者と構想し選択していくための新しい考え方を紹介し、宇治での取り組みについてもていねいに解説する。
内容説明
人手もアイデアも補いあえるまだまだ豊かな地域の力。地域コミュニティを通じて多様な人びとがつながり「持続的な」地域の将来像をともに構築していく新たな試み。
目次
地域コミュニティの課題と可能性
第1部 大学と地域が編み出す防災(当事者意識を持てる自主防災組織のつくり方―宇治市を事例として;災害復興ボランティアと大学教育)
第2部 協働でつくる環境と文化(都市型環境教育による循環型社会形成への期待;文化のまちづくり―宇治「源氏ろまん」事業を事例として)
第3部 新たなつながりで未来をつくる(企業と育てる地域人材―京都文教ともいきパートナーズの挑戦;フューチャー・デザインとは何か;フューチャー・デザインで描くコミュニティの未来―宇治市の取り組み)
著者等紹介
森正美[モリマサミ]
筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、京都文教大学副学長、地域協働研究教育センター長、総合社会学部総合社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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