出版社内容情報
本書は、日本を代表する碩学が政治経済の偉人たちについて語る。福沢諭吉、伊藤博文、原敬、北一輝、石橋湛山、西郷隆盛を取り上げ、その人物が直面した難局で、いかに考え、どう意思決定をしたのかを語る。歴史の中から今につながる叡智をえんとする高校生向けにやさしく語り掛ける教養講座。
内容説明
日本を代表する碩学が、日本の政治経済の近代化に貢献した福沢諭吉、伊藤博文、原敬、北一輝、石橋湛山、西郷隆盛について語る。彼らは直面した難局でいかに考え、どう乗り切っていったのか。いまを生きる高校生に届ける教養講座。
目次
第1章 智徳における「公」と「私」―福沢諭吉に学ぶ
第2章 「憲法政治」への道―伊藤博文に学ぶ
第3章 公共性のある社会秩序の形成―原敬に学ぶ
第4章 アジア主義的平等主義の模索―北一輝に学ぶ
第5章 現実に立ち向かう理論と実践知―石橋湛山に学ぶ
第6章 「近代」を超える拠を探る―西郷隆盛に学ぶ
著者等紹介
猪木武徳[イノキタケノリ]
1945年滋賀県生まれ。1968年京都大学経済学部卒業。1974年マサチューセッツ工科大学大学院修了。Ph.D.大阪大学経済学部教授。国際日本文化研究センター所長。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科特任教授などを歴任。現在、大阪大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授
高橋義人[タカハシヨシト]
1945年生まれ。1973年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位修了退学。京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、京都大学名誉教授・平安女学院大学国際観光学部特任教授。ゲーテ研究の専門家として、国際高等研究所の主催する「満月の夜開くけいはんな哲学カフェ「ゲーテの会」」の立ち上げに関わり、以来、「IIAS塾ジュニアセミナー」の運営にも深く関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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