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出版社内容情報
猫も杓子も東大も。
大学は大学らしく猫の世界を掘り下げます。
世はまぎれもない猫ブーム。一方で、ハチ公との結びつきが深い東大ですが、学内を見回してみると、実は猫との縁もたくさんあります。
そこで、猫に関する研究・教育、猫を愛する構成員、猫にまつわる学内の美術品まで取り揃えて紹介します。
内容説明
ハチ公との結びつきが深い東大ですが、学内を見回してみると、実は猫との縁もたくさんあります。そこで、猫に関する研究・教育、猫を愛する構成員、猫にまつわる学内の美術品まで取り揃えて紹介します。
目次
猫好き4教授座談会―西村亮平・野崎歓・本郷恵子・須田礼仁(特別掲載・猫の香り)
猫と学問(病院と研究科が一体となって進む 動物医療と研究・教育;ペットの声を聴く行動診療で 人と動物をよりなかよしに ほか)
猫とキャンパス(猫と駒場キャンパス―追悼文「さよなら、まみちゃん」;キャンパスの歴史的建造物と猫と 駒場点景 ほか)
猫好き研究者夫妻に聞く「猫と日本史」―本郷恵子・大郷和人
猫×東大トピックス(東大出身作家が書いたシャム猫が主人公の恋愛小説;猫のイラストが目印のUTokyoハラール認証チョコ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
187
本日、2(にゃん)冊目の猫本です。東大だけあってかなりアカデミック(ゲノム、ロボット、猫ブームの分析、文学等)な内容だにゃあ(=^・・^=) 東大の先生も生徒も、やっぱり猫が好きといった感じです。 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z1304_00015.html2021/01/02
みかん🍊
96
『図書館司書30人が選んだ猫の本棚』で紹介されていた、東大の広報誌『淡青』のテーマ「猫と東大」をバージョンアップして書籍化された本、猫好教授の座談会からはじまり医学、文学、史学、美術、社会学と各学問からのアプローチからの考察、野良猫のいる社会といない社会、猫にとっても、人にとってもどちらが幸せなのか岐路に立っているのかもしれない、東大キャンパスに住んでいる猫がもっとたくさん居るのかと思っていたが、やはり近年減少傾向らしい、キャンパス内を闊歩する猫たちの写真もかわいい。2022/02/18
ぶんこ
57
猫と東大?とびっくりして興味津々で読み始めました。東大に広報があるのも驚きでしたが、そこの広報誌での特集が本になりました。最初の4教授での猫座談会では、皆さん猫を飼ってますが、座談会の猫談義は私には物足りない。これは無条件に好きになる頭脳構造と学術的頭脳の違いなのだろうか。AIMで猫の寿命が2倍に伸びる研究もされていました。駒場と本郷での猫がほとんどでしたが、東大は色々な所にもある(白金!)のも驚きでした。さすが東大らしかったのは、論文のようなエッセイの多さ。猫の土人形が発掘されていたのも面白い。2022/03/25
きょん
53
東大の広報誌をバージョンアップさせた本。東大教員による医科学や歴史学、美術史学と猫にまつわる幅広い記事や駒場キャンパスにいる猫たちの写真がたくさん載っている。東大の先生の研究や活動内容報告はチンプンカンプンなのもあるけれど社会学なんかはそうそうと思ったり身近に感じる記事も多い。改めて猫って不思議な魅力満載の動物なんだなと思った。2020/12/14
たまきら
44
いま養老さんとAIM研究者宮崎さんの対談本を読んでいるせいか、猫本の棚から覗いていたタイトルにひかれ、手に取ってみました。もちろん写真もたくさん入っていますが、教授の座談会から始まり、研究者たちの最新プロジェクトが数多く紹介されている部分がやっぱり面白い!当然宮崎先生の研究も紹介されています。もちろん文学部門も充実しています。…谷崎の全集をボロボロにされた先生が「谷崎も猫好きだったじゃないか…」と自分を慰めるエピソードに笑いが止まりませんでした。アカデミックな世界と猫って、バランスを取り合うのかな。2023/01/21