出版社内容情報
気の動きによって物事も人の心身も動く。これがこの医学の基本的概念である。すべての治療はこの考え方にもとづいている。古代の人は太陽と月、その他多くの天体の観測によって時間を知り、季節を学び、地球の自然現象を理解した。その中で人の生きる心身のしくみを発見した。地球自然の法則、宇宙運営の法則、人の生きる法則、これらを彼らは気の流注、気運、運気と言った。私たちは気を見ることも触れることもできない。気とは「はたらき」である。形あるものは気の凝縮で出現し、気の流注によって変化していく。気の動きによって物事も人の心身も動く。これがこの医学の基本的概念である。そうしてすべての治療はこの考え方にもとづいている。(本文より)
藤田しのぶ[フジタシノブ]
藤田しのぶ
さくらガーデン鍼法院長。
目次
病気に病名は必要ない
存在には法則がある
すべては三〇〇〇年前にはじまった
生の本質
宗教でもなく観念論でもなく
人の体の構成
生命活動は津液の波である
正経十二経
五井穴
正経十二経各論〔ほか〕
著者等紹介
藤田しのぶ[フジタシノブ]
1964年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。大学で薬学を専攻後、民間会社の生化学的研究所にて6年間勤務。その後、夫のNIH(米国立衛生研究所)勤務に伴い1995年渡米。米国・英国を遊学する中、原因不明の病気となり、治療法が見つからないまま1997年に帰国。1998年、山内弘道先生に出会い、病気を治してもらう。これを機に山内先生の門に入り、この医学を志して現在に至る。薬剤師・鍼灸師。さくらガーデン鍼法院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。