出版社内容情報
世界の4分の1を支配した大英帝国の要に位置づけられたインド。このインドをめぐってイギリスはいかなる政策を展開し、それにインドはどう反応したのか。本書では、東インド会社設立から始まり、幾多の試練を乗り越えてインド支配を確立したものの、二度の世界大戦を経て動揺し、遂にスエズ以東撤退を決断するに至る経緯を辿る。また帝国支配が母国イギリスに及ぼした影響を検討することで「帝国主義」の光と影を考察する。
内容説明
世界の四分の一を支配した大英帝国の要に位置づけられたインド。このインドをめぐってイギリスはいかなる政策を展開し、それにインドはどう反応したのか。東インド会社設立から始まり、幾多の試練を乗り越えてインド支配を確立したものの、二度の世界大戦を経て動揺し、遂にスエズ以東撤退を決断するに至る経緯を辿る。帝国支配が母国イギリスに及ぼした影響を検討することで「帝国主義」の光と影を考察。
目次
序章 帝国主義者のインド・イメージ
第1章 東インド会社から帝国へ(イギリス東インド会社―東南アジアからインドへ;インド征服―その主役はインド人傭兵 ほか)
第2章 帝国とナショナリズム(第一次大戦と新しい世界―世界勢力逆転の兆し;沸騰するインド―ナショナリズムの急進化 ほか)
第3章 危機に立つ大英帝国(一九三〇年代の東アジアとヨーロッパ;極東からインドへ―日英軍事衝突 ほか)
第4章 帝国支配システム―その生成と展開(ネイボブ―インド帰りのお大尽;法による革命―ジェームス・ミルの改革案 ほか)
著者等紹介
木村雅昭[キムラマサアキ]
1942年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。京都大学大学院を経て、京都大学大学院法学研究科教授。同研究科定年退職後、京都産業大学世界問題研究所所長、京都産業大学法学部客員教授。現在、京都大学名誉教授、京都大学法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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