出版社内容情報
健康・医療心理学の基本を押さえ、代表的な健康・医療心理学の概念や意義を理解したうえで、様々な医療現場や、災害・自殺といった事態に必要な心理的援助の実際をわかりやすく紹介する新テキスト。豊富な図表にくわえ「重要語句解説」「考えてみよう」「キーワードのまとめ」などを設定し、授業後にも個別学習しやすく、「授業で→試験前に→現場に出てからも」活用できる、公認心理師カリキュラムに対応した一冊。「見やすく・わかりやすく・使いやすく」「現場に出るまで役立つ」をコンセプトとし、ブループリント(公認心理師試験出題基準)掲載語句とともに、関連法規の紹介、その他重要語句も厳選し紹介。
【目次】
監修者のことば
編著者まえがき(鈴木伸一)
第1章 健康・医療心理学を概観する(鈴木伸一)
1 健康とは
2 健康・医療心理学とは
3 保健・医療分野における健康・医療心理学の貢献
4 保健・医療分野における公認心理師の専門性と役割
5 本書の構成
第2章 医療で働く公認心理師の基本スキルと心構え,倫理(五十嵐友里)
1 生物・心理・社会モデル
2 エビデンスベースドプラクティス
3 多職種連携
4 医療安全の考え方(感染症予防を含む)
5 診療に関する記録
6 職業倫理
7 まとめ
第3章 ストレスの理論と心身の健康への影響(井澤修平)
1 ストレス研究の歴史
2 ストレスの性質
3 ストレスの管理(ストレスマネジメント)
4 ライフサイクルと心の健康
第4章 地域保健と健康づくり(古川洋和)
1 地域保健と予防の考え方
2 生活習慣病とこころの健康
3 自殺対策
4 ひきこもり支援
5 地域保健と健康づくりにおける今後の課題
第5章 災害支援の概要と公認心理師の役割(伊藤大輔)
1 災害ストレスの特徴
2 災害支援における心理的ケア
3 災害支援における公認心理師の役割
4 災害支援者のメンタルヘルスのための対策
第6章 精神医療の概要とチーム医療(岡本章宏)
1 精神医療に関する法律と制度
2 精神保健および精神医療を担う諸機関
3 主な精神疾患の特徴とケア
4 チーム医療と多職種連携
5 医療観察法
第7章 精神科クリニックにおける公認心理師の活動(畑 琴音)
1 精神科クリニックの役割と機能
2 精神科クリニックにおける患者の特徴
3 精神科クリニックにおける公認心理師として必要な知識
4 精神科クリニックにおける公認心理師の活動と必要な技術
5 精神科クリニックにおける信頼関係の構築
第8章 精神科病院での公認心理師の活動(鈴木敬生)
1 精神科病院の役割と機能
2 退院促進と生活の質
3 デイケアとアウトリーチ
4 精神科病院での公認心理師の活動のこれから
第9章 身体疾患患者のメンタルケアとチーム医療(筒井順子)
1 身体疾患患者が抱える心理社会的苦痛
2 コンサルテーション・リエゾン精神医学
3 臓器移植治療と公認心理師の役割
4 難病や遺伝性疾患支援における公認心理師の役割
第10章 サイコオンコロジーおよび緩和ケアにおける公認心理師の役割(小川祐子)
1 がんの治療経過と心理反応
2 がんサバイバーシップ
3 緩和ケア



