叢書・知を究める<br> 日本人にとってエルサレムとは何か―聖地巡礼の近現代史

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日本人にとってエルサレムとは何か―聖地巡礼の近現代史

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  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623085583
  • NDC分類 292.85
  • Cコード C0322

出版社内容情報

「無宗教」の日本人が見たアラブの顔
明治末から昭和期の聖地体験、異境に何を見ていたのか。

エルサレムを中心とする著者の滞在体験や印象を踏まえてパレスチナを語る。かつての日本人たちは、明治期末、大正期、昭和期にかけて聖地を訪れ、それぞれの時代に生きた思いから訪問記を残した。その書き手たちの心象風景ともいうべき聖地イメージと著者のエルサレムイメージの違いを浮き彫りにする。日本人にとって聖地エルサレムとは何か。ひいては、もっと広くパレスチナとは何かを考える。

内容説明

「無宗教」の日本人が見たアラブの顔。明治末から昭和期の聖地体験、異境に何を見ていたのか。

目次

序章 「はざま」に生きる人びと
第1章 明治・日本人の見たパレスチナ―徳冨蘆花
第2章 無教会派の聖地とユダヤ人の復興―内村鑑三・矢内原忠雄・黒崎幸吉
第3章 国家主義者の中東観―大川周明・満川亀太郎
第4章 大日本帝国軍人の中東観―安江仙弘・四王天延孝
第5章 戦前知識人の『アラビアのロレンス』―小林元・中野好夫
第6章 戦後日本の中東観―遠藤周作・加賀乙彦
終章 日本人ムスリムの聖地訪問―山岡光太郎

著者等紹介

臼杵陽[ウスキアキラ]
1956年大分県中津市生まれ。1988年東京大学大学院総合文化研究科博士課程国際関係論専攻単位取得満期退学。2009年京都大学博士(地域研究)。在ヨルダン日本大使館専門調査員、佐賀大学助教授、エルサレム・ヘブライ大学トルーマン平和研究所客員研究員、国立民族学博物館教授を経て、日本女子大学文学部史学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

38
明治期から戦中にかけて、日本人が書き残したエルサレムについての文章をあげる。徳富蘆花の文章は強烈。思い込みを叩きつけるように書く。内村鑑三や矢内原忠雄など学者はさすがに客観的に冷静に記述している。これらはイスラエル建国前に書かれたもので、ユダヤ人の不遇さを嘆き、シオニズムを応援するような立場が当時を忍ばせる。一方、戦中になると、四王天何がしが、反ユダヤ論、ユダヤ人の陰謀論を根拠なしに語るようになる。翻って現代の中東問題の立場で評す著者。それぞれの時代の世相を感じられるのが興味を惹かれる。

渓流

0
旧市街を旅したことを思い浮かべながらの読書もまた楽し。特に、あの猥雑とした空気の流れている商店街のそぞろ歩きと、ツアー仲間の一人と夜のヤッファ門からビアドローロサを逆に歩き、獅子門まで歩いたあの旅が旧市街の記述に出会うたびに思い出され、再訪したくなった。2019/12/18

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