出版社内容情報
いま対人援助の専門職が最も重要視する「意思決定支援」を事例を扱いながらわかりやすく学んでいき、権利擁護の本質に迫る自分で意思が表明しにくくなっても、人生の選択に「私」もかかわりたい。いま対人援助の専門職が最も重要視する「意思決定支援」を事例を扱いながらわかりやすく学んでいき、権利擁護の本質に迫っていく。
はじめに
■序 章■ なぜ意思決定支援を知ることが大切なのか――本書のねらいと活用の方法
■第1章■ マンガで学ぶ意思決定支援の誤解――「私」抜きの3つの誤解
1 マンガ「私」抜きの3つの誤解
2 解説編:ズレてる支援?
■第2章■ 権利擁護とは何か 意思決定支援とは何か
1 権利擁護ってなんだろう
2 判断能力をめぐるパラダイム転換
3 意思決定のいろいろ
4 意思決定支援の倫理原則
5 意思決定支援はプロセスです
■第3章■ 事例に学ぶ権利擁護支援における意思決定支援
1 事例をみるポイント
2 事例1:精神科病院からの退院支援の事例
3 事例2:胃ろうの選択を求められる事例
4 事例3:猫との暮らしを希望する認知症高齢者の事例
5 事例4:精神障害の男性の保佐人としての支援事例
■第4章■ 意思決定支援のための「事例検討会」の運営
1 意思決定支援におけるプロセス(意思表明・意思形成・意思実現の支援)
2 「事例検討会」にみる意思決定支援の局面
3 事例5:グループホームへの,グループホームからの居所の選択の意思決定に関する支援
4 事例6:特別養護老人ホームからの在宅復帰の意思実現に関する支援
5 意思決定支援に対するスーパービジョン
■第5章■ 意思決定支援の構造を知るための「事例研究」――ソーシャルワークの視点から
1 コミュニケーションによる信頼関係の構築
2 人と環境との相互・交互作用にかかわる情報収集およびアセスメント
3 支援目標・計画の立て方とその実行
4 実行における支援者の役割形成過程
5 人と環境との相互・交互作用における連携と協働
■第6章■ 意思決定支援を法学的視点から解説する
1 成年後見制度の欠陥――成年後見人は意思決定支援者か?
2 理念としての意思決定支援
3 技法としての意思決定支援
4 意思決定支援を受ける権利の確保に向けて
5 意思決定支援に向けた権利擁護支援の地域づくり
さくいん
図表一覧
日本福祉大学権利擁護研究センター[ニホンフクシダイガクケンリヨウゴケンキュウセンター]
監修
平野 隆之[ヒラノ タカユキ]
編集
田中 千枝子[タナカ チエコ]
編集
佐藤 彰一[サトウ ショウイチ]
編集
上田 晴男[ウエダ ハルオ]
編集
小西 加保留[コニシ カホル]
編集
目次
序章 なぜ意思決定支援を知ることが大切なのか―本書のねらいと活用の方法
第1章 マンガで学ぶ意思決定支援の誤解―「私」抜きの3つの誤解
第2章 権利擁護とは何か 意思決定支援とは何か
第3章 事例に学ぶ権利擁護支援における意思決定支援
第4章 意思決定支援のための「事例検討会」の運営
第5章 意思決定支援の構造を知るための「事例研究」―ソーシャルワークの視点から
第6章 意思決定支援を法学的視点から解説する
感想・レビュー
-
- 和書
- 書譜 新装版拡大法書選集