出版社内容情報
子どもや教師・スクールカウンセラー・保護者にとって「学校」とはどのような場所か。一般的な言説の中で語られている「学校」と子どもや大人がそこで生きている現実の「学校」との間で,また子どもの思いと大人の思いとの間で,どのようなずれが生じているのか。本書は,子どもと大人,それぞれの立場・視点から生まれる多様な声・物語に着目し,元生徒と教師・スクールカウンセラーの語り合い等を通して,私たちが自明だと考えている学校についての認識を捉え直し,学校が抱える課題の本質や,学校がもつ可能性などについて考える。
内容説明
子どもや教師・スクールカウンセラー・保護者にとって「学校」とはどのような場所か。一般的な言説の中で語られている「学校」と子どもや大人がそこで生きている現実の「学校」との間で、また子どもの思いと大人の思いとの間で、どのようなずれが生じているのか。本書は、子どもと大人、それぞれの立場・視点から生まれる多様な声・物語に着目し、元生徒と教師・スクールカウンセラーの語り合い等を通して、私たちが自明だと考えている学校についての認識を捉え直し、学校が抱える課題の本質や、学校がもつ可能性などについて考える。
目次
第1部 学校の多様なナラティヴ(子どもが語り直す物語―子どもから「大人」への変容;発達障害のある子どもにどうかかわるか―「気になる行動」を理解する;スクールカウンセラーから見た「学校」―見えにくいドミナント・ストーリー;「学校」とはどのような場所か―歴史を手がかりに考える)
第2部 元生徒と教師・スクールカウンセラーの対話(「何でオレばっかり!」―学校になかった大切なもの;「あそこで変われてなかったら、今ごろどうなってたかな」―通級指導教室での体験のもつ意味;「めっちゃ言ってくる先生」との出会い―不登校・自傷行為から脱するまで;「これはちょっと逃げられないな」―元担任と元生徒の20年近くのつながり)
学校でナラティヴを活かす
著者等紹介
山本智子[ヤマモトトモコ]
奈良女子大学大学院博士後期課程修了、博士(社会科学)(奈良女子大学)。臨床発達心理士。現在、近畿大学教職教育部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 他人と比べない生き方