MINERVA知の白熱講義<br> 山極寿一×鎌田浩毅ゴリラと学ぶ―家族の起源と人類の未来

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MINERVA知の白熱講義
山極寿一×鎌田浩毅ゴリラと学ぶ―家族の起源と人類の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623081387
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C1310

出版社内容情報

[知的好奇心ゆさぶる白熱シリーズ・刊行開始]霊長類学の第一人者にして京大総長、異色の火山学者と大激談!?知の伝道師?鎌田浩毅が受け手となる講義形式で、斯界の第一人者の人生・思想に鋭く切り込むシリーズの第一巻。ゴリラ研究のパイオニア、山極寿一京大総長を迎え、第?部でその半生に迫る。第?部では霊長類学の世界へを踏み入れ、われわれ人類の起源と未来を縦横に語る。五感をフルに使い、研ぎ澄まされた直観がつかむ「曖昧なもの」に導かれた豊かな知が溢れる一冊。


はしがき



 第?部 ゴリラ学者の成長記録


第1講 子ども時代~大学──日記少年、東京から京大へ

  腕白少年時代
  日記少年めざめる
  演劇の脚本をかく
  野田秀樹・平田オリザ
  読書経験
  中学時代
  生意気「国高生」
  シネマ・映画
  ふらり京大受験
  京大学部生時代
  人類学との出会い
  地獄谷のサルの卒業研究


第2講 研究の道へ──サルもゴリラも、日本も世界も

  討論の極意「オモロイなぁ」 
  大学院時代の日本列島横断研究 
  サルの社会学VS行動学
  VS社会生物学
  屋久島でのサルの社会研究
  群れ分裂の発見
  マスター時代生活記
  今西・伊谷論争とゴリラ研究への道

[こぼれ対談]1 日高敏隆の軽やかさ

第3講 教育者・京大総長として──“困ったら山極”人事に開かれたキャリア

  ナイロビ駐在とゴリラ研究 
  モンキーセンター就職
  新婚旅行inナイロビ
  写真絵本でデビュー
  京大霊長研助手へ
  勝負仕事と保険仕事
  助教授・教授時代
  時間の使い方・つくり方
  京大自然人類学研究室の伝統と院生指導
  国際霊長類学会会長職
  京大総長就任
  組織大変革
  京大VS東大
  アウトリーチが学問を救う

[こぼれ対談]2 京女たちの強さ



 第?部 霊長類学の世界


第4講 家族の起源を探して

  ダイアン・フォッシーとの出会い
  ヴィルンガでのゴリラ調査
  現場で湧き出るテーマ
  “オスグループ”の衝撃とホモセクシュアル研究 
  今西・伊谷論争決着
  争わないゴリラ
  家族の起源問題の背景
  再びカフジへ
  コンゴでの調査と脱出劇 
  フィールドでの運と勘
  家族の起源という問題
  インセスト・アヴォイダンス
  父親という存在
  フィールドワークの真価

[こぼれ対談]3 人類学者の酒遣い

第5講 人類の進化と社会性の起源

  人間の特殊性
  リアリティと信頼の差異
  五感ではないもの
  森林のサルの感覚
  環境の変化と進化
  しっぽの研究、手の発達
  社会脳とは
  言語のはじまり
  観察・化石・エビデンス
  人類の社会性の起源
  共感力がつくる社会性

[こぼれ対談]4 『京大総長クッキング』と日本の食文化

第6講 われわれはどこへ行くのか

  人間の身体性と共感力
  「曖昧さ」の価値VSデータ信奉者たち
  地球科学の黄昏?
  身体性・社会性の喪失
  社会中心の経済と二重生活のススメ
  未来へのヴィジョン
  常識を壊すアートな京大
  京大食文化講座
  食育と食卓の戦争
  味覚と平和
  ボトムアップ!
  個人の歴史が大事



講義レポート(鎌田浩毅)

あとがき(山極寿一)
山極寿一・主要研究業績
人名・事項索引

山極 寿一[ヤマギワ ジュイチ]
著・文・その他

鎌田 浩毅[カマタ ヒロキ]
著・文・その他

内容説明

“知の伝道師”鎌田浩毅が受け手となる講義形式で、斯界の第一人者の人生・思想に鋭く切り込むシリーズの第一巻。ゴリラ研究のパイオニア、山極寿一京大総長を迎え、第1部でその半生に迫る。第2部では霊長類学の世界へ足を踏み入れ、われわれ人類の起源と未来を縦横に語る。五感をフルに使い、研ぎ澄まされた直観がつかむ「曖昧なもの」に導かれた豊かな知が溢れる一冊。

目次

第1部 ゴリラ学者の成長記録(子ども時代~大学―日記少年、東京から京大へ;研究の道へ―サルもゴリラも、日本も世界も;教育者・京大総長として―“困ったら山極”人事に開かれたキャリア)
第2部 霊長類学の世界(家族の起源を探して;人類の進化と社会性の起源;われわれはどこへ行くのか)

著者等紹介

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年2月東京都生まれ。京都大学総長、国立大学協会会長、日本学術会議会長

鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年東京都生まれ。1974年筑波大学附属駒場高校卒業。1979年東京大学理学部地学科卒業。通商産業省主任研究官、米国内務省火山観測所上級研究員などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(1997年~)。東京大学理学博士。専門は地球科学・火山学・科学コミュニケーション。テレビ・雑誌・新聞で科学を明快に解説する「科学の伝道師」。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。日本地質学会論文賞受賞(1996年)。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どん

5
山極先生の話は面白い。××学のいろいろな先生の本の中でも突出して面白いと思う。この本では山極先生の人生が分かる。すべてが自分の目で見て体で経験したことだからだろう。ゴリラとサルの違い、京大と東大の違い、とてもよくわかる。鎌田先生も素晴らしく、とても話が広がる。2020/07/19

shi-ma

3
人間が情報だけの存在になるんじゃないかみたいな話はこのネット社会ではさもありなんといった感じだし、人によってはそれの何がダメなんだと言いそうだし、そういう人達から見ればこの二人の教授は前時代の老害的な存在になるのかなとも思った。ここでいう情報は視覚による情報だけという話。しかし、この二人が言うように五感を意識するような事は現代社会ではまずないなと実感する。最近では自分の感覚より機械が信用できるみたいな傾向があるということも。2019/02/13

anaggma

3
ゴリラ本に外れなし。フィールドワークの苦労話が新鮮。2019/01/03

林克也

3
山極先生の来歴?がよくわかりました。もちろん、人類に役立つ研究なのだが、そういうことではなくてもっと別の何か、が山極先生を突き動かしていると感じた。しかしまあ、何とも大変な人生だが、とても楽しそう。ところで、ゴリラやサルたちは人間をどのように見ているのだろうか。そしてこんな人間たちの行動を見て何と思っているのだろうか?2018/11/29

okatake

3
現京都大学総長であり、日本が誇るゴリラ研究者山極寿一③のインタビュー集です。 生い立ちから始まり、学生時代、若いころの研究生活、そしてゴリラから学ぶ人間社会の探求まで、内容の濃い著作です。 自ら開拓していった経験が将来の研究や活動に結びついている半生。素晴らしいです。 このシリーズは、これがはじめて。今後のラインナップも期待できます。2018/04/28

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