出版社内容情報
昨今、社会状況と価値観の急激な変貌によって、伝統的な冠婚葬祭の意味が見失われつつある。本書では結婚をめぐる歴史的な理解と今日的な特質を明らかにし、これからの結婚の理解と婚礼スタイルの多様な可能性を展望する。
内容説明
諸領域から結婚観と婚礼を読み解く。昨今、社会状況と価値観の急激な変貌によって、伝統的な冠婚葬祭の意味が見失われつつある。結婚をめぐる歴史的な理解と今日的な特質を明らかにし、これからの結婚の理解と婚礼スタイルの多様な可能性を展望する。
目次
現代の結婚観と婚礼の多様性
第1部 歴史にみる結婚と婚礼(結婚観を考える視座;結婚という神秘;古事記における結婚の風景;源氏物語における結婚の風景)
第2部 調査による結婚とブライダル(若者のブライダル観はどのように形成されるのか;結婚と結婚式に対する若者の意識とニーズとは何か;ブライダル市場の現状;ブライダル業界における課題解決と顧客満足度向上)
第3部 観光化する結婚とブライダル(龍馬ハネムーンロードと観光地づくり;観光化された結婚の風習)
著者等紹介
中矢英俊[ナカヤヒデトシ]
1947年生まれ。1969年大阪府立大学経済学部卒業。1996年ウェスティンホテル大阪取締役総支配人。2001年ANAホテルズ&リゾーツ執行役員。2007年ロイヤルホテル執行役員。現在、神戸国際大学経済学部教授。専攻はホスピタリティ・マネジメント、ホテル産業論
近藤剛[コンドウゴウ]
1974年生まれ。2004年京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修認定退学。2007年京都大学博士(文学)学位取得。現在、神戸国際大学経済学部教授。専攻は哲学、神学、宗教学。受賞:第12回日本シェリング協会研究奨励賞、2016年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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