MINERVA現代経済学叢書<br> 現代カリフォルニア州財政と直接民主主義―「納税者の反乱」は何をもたらしたのか

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MINERVA現代経済学叢書
現代カリフォルニア州財政と直接民主主義―「納税者の反乱」は何をもたらしたのか

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  • サイズ A5判/ページ数 308p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623079995
  • NDC分類 349.253
  • Cコード C3333

出版社内容情報

危機の原因か、繁栄への貢献か。減税志向型政策の先駆となった「納税者の反乱」。その財政史を紐解き、その影響と功罪を検証する。1978年にカリフォルニア州の住民が住民投票を通じて行った減税運動「納税者の反乱」はなぜ起こったのか。本書はその政治経済的背景を考察し、後のカリフォルニア州財政への影響を検討する。カリフォルニア州は政府規模を抑制し高い経済成長を達成しえたのか、それとも政府規模の縮小により公共サーヴィスの劣化が発生したのか――直接民主主義を通じて、住民が地方政府と財政をどのように変えうるのかを探る。

序 章 「納税者の反乱」が広げた波紋

 1 「納税者の反乱」とは

 2 「納税者の反乱」に関する研究状況

 3 本書の研究課題──納税者の反乱の文脈、直接民主主義、財政危機





 第?部 カリフォルニア州の制度構造



第1章 州の政治経済と財政

 はじめに

 1 経済と社会構造

 2 政治と行政

 3 予算制度と財政

 4 直接民主主義による財政的な意思決定

 おわりに



第2章 地方政府の財政と財源調達

 はじめに

 1 地方政府の仕組みと財政

 2 地方政府の財源調達と住民投票

 おわりに





 第?部 「納税者の反乱」と現代カリフォルニア州財政史



第3章 財産税を巡る反税運動と納税者の反乱──1960~1970年代

 はじめに

 1 70年代アメリカにおける財産税の諸問題

 2 カリフォルニア州における財産税に対する反税運動

 3 70年代の政治経済的な状況と提案13号の可決

 おわりに



第4章 納税者の反乱後の税財政構造の変容──1980年代

 はじめに

 1 提案13号可決後の制度改革

 2 80年代の州経済と財政

 3 州・地方政府の財政的な変化

 4 新たなインフラ財源の調達手段の登場

 おわりに



第5章 冷戦後の経済不況とオレンジカウンティの破綻──1990年代

 はじめに

 1 90年代のカリフォルニア州の経済と財政

 2 冷戦後の州財政の危機と財政健全化策

 3 カウンティの財政危機とオレンジカウンティの破綻

 おわりに



第6章 ドットコム・バブルの崩壊と知事のリコール──2000年代前半

 はじめに

 1 2000年代前半のカリフォルニア州経済と財政提案

 2 州財政の推移と財政危機の原因

 3 赤字公債に依存した財政健全化策とその混乱

 4 州知事のリコールと赤字公債の発行

 おわりに



第7章 リーマンショックと財政危機──2000年代後半

 はじめに

 1 2000年代後半のカリフォルニア州経済と財政提案

 2 州財政の危機と厳しい財政運営

 3 赤字公債なき財政の健全化

 4 財政健全化策と住民意識のギャップ

 おわりに





終 章 直接民主主義と財政

 1 その後のカリフォルニア財政──富裕者課税の強化へ

 2 本書のまとめと日本の地方自治財政への課題



参考文献

あとがき

索  引

小泉 和重[コイズミ カズシゲ]
2017年3月現在 熊本県立大学総合管理学部教授

内容説明

1978年にカリフォルニア州の住民が住民投票を通じて行った減税運動「納税者の反乱」はなぜ起こったのか。本書はその政治経済的背景を考察し、後のカリフォルニア州財政への影響を検討する。カリフォルニア州は政府規模を抑制し高い経済成長を達成しえたのか、それとも政府規模の縮小により公共サーヴィスの劣化が発生したのか―直接民主主義を通じて、住民が地方政府と財政をどのように変えうるのかを探る。

目次

「納税者の反乱」が広げた波紋
第1部 カリフォルニア州の制度構造(州の政治経済と財政;地方政府の財政と財源調達)
第2部 「納税者の反乱」と現代カリフォルニア州財政史(財産税を巡る反税運動と納税者の反乱―1960~1970年代;納税者の反乱後の税財政構造の変容―1980年代;冷戦後の経済不況とオレンジカウンティの破綻―1990年代;ドットコム・バブルの崩壊と知事のリコール―2000年代前半;リーマンショックと財政危機―2000年代後半)
直接民主主義と財政

著者等紹介

小泉和重[コイズミカズシゲ]
1964年生まれ。1995年九州大学経済学研究科博士課程単位取得退学。その後熊本県立大学赴任、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員を経て、熊本県立大学総合管理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。