出版社内容情報
英国流ユーモアの真髄、ここに極まれり――本書は、約270年にわたる歴代英国宰相の功と罪を多数の風刺画とともにたどる。本書は,最初の首相ロバート・ウォルポールからサッチャー、メイジャーにいたるまで約270年にわたる歴代イギリス宰相の足跡を、多数の風刺画でたどる。高名なコレクターでもあり、数々の大臣職も経験した著者が、一流の風刺画家たちの作品に込められたユーモアを歴史的背景とともに解説。時の権力への皮肉と揶揄に彩られた、もう一つのイギリス政治史の世界へと読者をいざなう[原著:Kenneth Baker,The Prime Ministers: An Irreverent Political History in Cartoons ,Thames & Hudson Ltd ,1995.]。
はじめに
序 章 英国政治風刺画訪
第1章 ウォルポール
第2章 ペラム兄弟
第3章 チャタム伯爵の権勢
第4章 ノース卿とそのあと
第5章 ピットの時代
第6章 戦争と反作用
第7章 改 革
第8章 飢餓の40年代
第9章 無政党政府
第10章 ディズレイリとグラッドストン
第11章 政治の焦点はアイルランド
第12章 旧時代の終わり
第13章 ロイド・ジョージと自由党の衰退
第14章 ボールドウィン商会
第15章 チャーチル
第16章 すべてばらばら
第17章 サッチャーとメイジャー
訳者解説――政治風刺画から漫画の時代へ
人名索引
ケネス・ベイカー[Kenneth Baker]
著・文・その他
松村 昌家[マツムラ マサイエ]
翻訳
内容説明
最初の首相ロバート・ウォルポールからサッチャー、メイジャーにいたるまで約270年にわたる歴代イギリス宰相の足跡を、多数の風刺画でたどる。高名なコレクターでもあり、数々の大臣職も経験した著者が、一流の風刺画家たちの作品に込められたユーモアを歴史的背景とともに解説。時の権力への皮肉と揶揄に彩られた、もう一つのイギリス政治史の世界へと読者をいざなう。
目次
英国政治風刺画訪
ウォルポール
ペラム兄弟
チャタム伯爵の権勢
ノース卿とそのあと
ピットの時代
戦争と反作用
改革
飢餓の40年代
無政党政府
ディズレイリとグラッドストン
政治の焦点はアイルランド
旧時代の終わり
ロイド・ジョージと自由党の衰退
ボールドウィン商会
チャーチル
すべてばらばら
サッチャーとメイジャー
著者等紹介
ベイカー,ケネス[ベイカー,ケネス] [Baker,Kenneth]
1934年に生まれる。セント・ポール校で教育を受け、オクスフォード大学モードリン・コレッジを卒業。1968年に下院議員となり、長期にわたる政治生活を営むなかで重要な役職に就いた。環境大臣(1985‐86)、教育・科学大臣(1986‐89)、内務大臣(1990‐92)、保守党議長(1989‐90)を歴任した。彼はまたテレビの台本の執筆や、新聞・雑誌上での評論活動でも広く知られるようになった。彼は長年にわたって、英国の政治的風刺画の伝統についての研究を行った。そして自らそれらの収集に着手し、斯界最大級のコレクションを所蔵するまでになった
松村昌家[マツムラマサイエ]
1929年生まれ。1957年大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。大手前大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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