ヒューマン・グループ―人間集団についての考察

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ヒューマン・グループ―人間集団についての考察

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  • サイズ A5判/ページ数 540p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623078462
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C3336

出版社内容情報

人が集まる場における行動原理とはいかなるものか。小集団理論の古典的名著、新訳がついに刊行。本書は、アメリカの社会学者G・C・ホーマンズの古典的名著の翻訳である。彼は理論構築のために5つの有名なフィールド調査(ホーソン実験での作業集団、ストリート・コーナー・ソサエティのギャング団、未開社会ティコビアの家族、生活共同体であるタウン、現代的な企業集団)を厳選して精読、彼独自の概念図式を用いて、多様な集団が《ヒューマン・グループ》として共通して持つ特徴を一連の経験則として要約している。1950年に出版された際、集団の一般理論の構築を目指す革新的な理論書として注目された。今日においても、システム論、ネットワーク論、組織論、経営論に、さらには、科学論に大きな影響と活力を与え続けている。[原著 George Caspar Homans et al., The Human Group(1951 by Routledge & Kegan Paul Ltd.)]

トランザクション版序論
『ヒューマン・グループ』の意義(アレキサンダー・ポール・ヘアー)
伝記と理論の成長(リチャード・ブリアン・ポリー)

はじめに(ジョージ・カスパー・ホーマンズ)

第1章 計画と目的
  なぜ集団を研究するか
  新しい総合
  社会学的理論
  どんな種類の理論か
  いかに理論は構築されるか
  抽象化の問題
  臨床科学と分析科学
  理論構築の規則
  社会科学と文学
  プレゼンテーションの方法
  事実の理論からの分離
  必要な人間的資質

第2章 行動の要素
  ある単一集団での出来事
  慣 習
  概念の定義
  活 動
  相互作用
  感 情
  ソシオメトリー
  要 約
  概念の有用性

第3章 端子盤配線観察室?
  研究計画
  計画の実施
  作業組織
  支払いの方法
  産出高状況
  社会的組織
  個人のパーソナリティ
  集団の規範
  当研究の完了

第4章 外的システム
  集団の定義
  システムと環境
  環境の性質
  外的システム
  感 情
  活 動
  相互作用
  対関係
  感情と活動の相互依存
  活動と相互作用の相互依存
  相互作用のピラミッド
  結 論

第5章 内的システム――全体としての集団
  集団行動の精緻化
  相互作用と感情の相互依存
  仮説の性質
  感情と活動の相互依存
  活動と相互作用の相互依存
  精緻化と標準化
  規 範
  文 化
  規範と行動の関係
  通念あるいは価値
  技術的、社会的、宗教的システム

第6章 内的システム――集団内での分化
  外的システム
  相互作用と感情の相互依存
  感情と活動の相互依存
  活動と相互作用の相互依存
  象徴記号体系
  パーソナリティ
  社会的ランク付け
  社会的ランク付けと活動
  社会的ランク付けと相互作用
  派閥以外での社会的ランク付け
  社会的ランク付けとリーダーシップ
  内的システムの外的システムへの反作用
  フィードバック
  適 応

第7章 ノートン・ストリート・ギャング団?
  研究の方法
  ギャング団のメンバー
  ギャング団の組織
  ボーリング
  リーダーシップ

第8章 リーダーの位置
  環境の影響
  内的システム――全体としての集団
  集団内の分化――活動と感情の相互依存
  感情と相互作用の相互依存
  相互作用と活動の相互依存
  内的システムの環境への反作用

第9章 ティコピアの家族
  未開社会における親族関係
  レイモンド・ファースの研究
  ティコピア島
  村
  地 域
  ティコピアの経済
  土地保有権
  家
  世 帯
  対人関係
  夫と妻
  父親と母親と息子と娘
  兄弟たち
  兄弟と姉妹
  祖父母と孫
  父親の姉妹と兄弟の息子
  母親の兄弟と姉妹の息子
  交差イトコ
  義理の兄弟
  類別的親族関係
  「家」と氏族

第10章 対人関係のシステム
  外的システム――感情と活動の相互依存
  活動と相互作用の相互依存
  内的システム――序論
  相互作用と感情の相互依存――対等者間の関係
  上司と部下の間の関係
  三人以上の人の間での関係
  母親の兄弟
  トロブリアンド諸島における母親の兄弟
  親族関係のマトリクス
  感情と活動の、活動と相互作用の相互依存
  親族関係の拡大
  規範と社会的ランク
  機能理論
  内的システムの外的システムへの反作用
  現代の都市家族

第11章 社会統制
  社会統制と法の社会学
  事例――互酬性の統制
  事例の分析
  実際的変化と仮想的変化
  分配過程としての社会統制
  もう一つの事例――産出高統制
  産出高制限
  均 衡
  均衡からの演繹
  儀式としての罰
  要 約

第12章 個人と集団
  集団と精神的健康
  社会契約論
  社会鋳型論
  両理論の調停
  マリノフスキーの呪術論
  ラドクリフ=ブラウンの呪術論
  両理論の調停
  文化とパーソナリティ
  自由の問題

第13章 社会的不統合――ヒルタウン
  動学的研究
  社会変動の諸タイプ
  ヒルタウン
  ヒルタウン――初期の様相
  19世紀における経済的変化
  教会の分裂
  19世紀における社会生活
  20世紀における経済的変化
  政治的問題と宗教的問題
  社会生活
  分 析
  環 境
  外的システム
  内的システム
  規範と社会的階級
  社会統制

第14章 電気機器会社
  問 題
  調査の方法
  会社における規範と意見
  経営陣の態度と設計技術者の態度
  設計委員会への態度
  会社組織の改組――第一段階
  会社組織の改組――第二段階
  会社組織の改組――第三段階
  予備的分析
  社長の権威
  新しいライン組織
  スタッフ―ライン関係
  仕事の流れ関係
  要 約
  調査員の勧告

第15章 社会的対立
  会社とその環境
  外的システム
  内的システム――社会的ランク
  感情と規範
  外的システムへの反応

第16章 リーダーの任務?
  命令と規範
  権威と統制
  動的均衡
  リーダーの行動

第17章 要 約?
  理論の任務
  仮説の性質
  仮説の体系
  要素の値
  「与件」要因
  創出的進化
  社会統制
  社会変動

第18章 集団と文明
  集団と社会的凝集
  文明の誕生
  衰退と没落
  集団の解体
  新しい集団
  集団対立
  周流とコミュニケーションと統制
  デモクラシー
  問題の解決


解 説
訳者あとがき
人名および文献索引 
事項索引

G. C. ホーマンズ[ホーマンズ,G. C.]
著・文・その他

橋本 茂[ハシモト シゲル]
翻訳

内容説明

本書は、アメリカの社会学者G・C・ホーマンズの古典的名著の翻訳である。彼は、理論構築のために5つの有名なフィールド調査(ホーソン実験での作業集団、ストリート・コーナー・ソサエティのギャング団、未開社会ティコピアの家族、生活共同体であるタウン、現代的な企業集団)を厳選して精読、彼独自の概念図式を用いて、多様な集団が“ヒューマン・グループ”として共通して持つ特徴を一連の経験則として要約している。1950年に出版された際、集団の一般理論の構築を目指す革新的な理論書として注目された。今日においても、システム論、ネットワーク論、組織論、経営論に、さらには、科学論に大きな影響と活力を与え続けている。

目次

計画と目的
行動の要素
端子盤配線観察室
外的システム
内的システム―全体としての集団
内的システム―集団内での分化
ノートン・ストリート・ギャング団
リーダーの位置
ティコピアの家族
対人関係のシステム
社会統制
個人と集団
社会的不統合―ヒルタウン
電気機器会社
社会的対立
リーダーの任務
要約
集団と文明

著者等紹介

橋本茂[ハシモトシゲル]
1940年6月高知県須崎市に誕生。1959年4月明治学院大学文学部社会学科入学。1963年3月明治学院大学文学部社会学科卒業。4月東北大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程入学。1968年3月東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程満期退学。4月明治学院大学社会学部に奉職。2008年3月明治学院大学社会学部定年退職。現在、明治学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。