シリーズ・現代日本の選挙<br> 二〇一三年参院選アベノミクス選挙―「衆参ねじれ」はいかに解消されたか

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二〇一三年参院選アベノミクス選挙―「衆参ねじれ」はいかに解消されたか

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  • サイズ B6判/ページ数 345,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623078295
  • NDC分類 314.8
  • Cコード C3331

出版社内容情報

民主党への失望、アベノミクス本格始動、ネット選挙解禁…発足半年の第二次安倍政権を、有権者はどう評価したか。二〇一〇年以来続いた「衆参ねじれ国会」は、日本政治停滞の大きな要因だったが、二〇一二年発足の第二次安倍政権により解消されるに至る。はたしてその背景には何があったのか。また「アベノミクス」「憲法改正」などの政権公約、そして解禁されたネット選挙はどれほど効果があったのか。二院制のあり方をも問いかける二〇一三年参院選について、本書では全国各地の特徴的選挙区を調査することで、その実態を明らかにする。

はじめに――「衆参ねじれ解消選挙」としての二〇一三年参院選



序 章 「衆参ねじれ解消選挙」に至る展開(白鳥 浩)

 1 自民党の「政権奪還」と民主党の下野

 2 「アベノミクス」と政権を取り巻く状況

 3 「ネット解禁」と黒田日銀総裁の誕生

 4 国際と地方

 5 「一票の格差」と選挙制度

 6 日本政治の保守化と橋下「慰安婦」発言

 7 野党の選挙公約の発表

 8 地方と国政

 9 東京都議選と沖縄「慰霊の日」

 10 「ねじれ国会」の終焉

 11 公示そして投開票へ



 第?部 候補者の変容

第1章 大物現職はなぜ大敗したか――石川県選挙区(岡田 浩)

 1 問題の所在

 2 候補者のイメージ・好感度・知名度

 3 候補者や政党の動向

 4 メディアや団体の動向

 5 大物現職はなぜ大敗したか



第2章 離党議員の参議院選挙――香川県選挙(堤 英敬/森 道哉)

 1 問題の所在

 2 分析の焦点――離党行動とその選挙への影響

 3 民主党からの離党

 4 政党・支持団体の離党への反応

 5 参院選における選挙運動

 6 有権者の反応――選挙結果の分析

 7 離党の理想と現実



第3章 地方政治家の国政への挑戦――比例代表区(丹羽 功)

 1 比例代表と地方政治家

 2 二〇一三年参院選における地方政治家の動向

 3 「ご当地候補」をどうとらえるか



第4章 比例区選挙・非労組系民主党候補の敗北――ツルネンマルテイの事例(久保谷政義)

 1 比例区における民主党の敗北

 2 ツルネンの経歴と過去の得票構造

 3 崩壊した票田――神奈川県の地域事情

 4 脱「地域」の試み――全国展開とネット選挙

 5 参院比例区候補者と政党の候補者擁立戦略



 第?部 政党の変容

第5章 自民も小沢も勝てなかった選挙――岩手県選挙区(伊藤裕顕/河村和徳)

 1 小沢王国に生じた亀裂

 2 二〇一三年参院選の動向

 3 国会議員と地方政治家の関係から考察する岩手選挙区の結果

 4 小沢神話の終焉



第6章 民主党の退潮と「デモクラシー」としての自治体――東京都選挙区、神奈川県選挙区、静岡県選挙区(白鳥 浩)

 1 民主党の退潮傾向と候補者の擁立

 2 選挙の過程

 3 選挙結果の分析

 4 自治体間の「比較政治学」の可能性――デモクラシーとしての自治体



第7章 「平和の一議席」守り抜く――沖縄県選挙区(照屋寛之)

 1 国策が問われる沖縄県選挙区

 2 政党と政策のあり方――党本部と県連のねじれ選挙

 3 候補者の主な公約

 4 有権者の政策選択と候補者の政策提示

 5 基地問題、オスプレイ再配備、憲法問題世論調査

 6 支持組織

 7 選挙結果



第8章 解禁されたネット選挙運動の課題(湯淺墾道)

 1 国政選挙における初のネット選挙運動

 2 インターネット選挙運動の解禁に向けた動き

 3 公職選挙法改正の内容

 4 電子メールに関する問題

 5 落選運動

 6 二〇一三年参院選におけるインターネット選挙運動の問題点

 7 インターネット選挙運動からSNS選挙運動へ

 8 インターネット投票実現に向けて



第9章 ネット選挙は投票行動を変えたか(岡本哲和)

 1 「期待はずれ」のネット選挙?

 2 候補者によるインターネット利用

 3 選挙情報に関する有権者のインターネット利用状況

 4 インターネット選挙情報への接触の効果

 5 ネット選挙解禁の影響と今後



終 章 「ねじれ国会」解消と「一強多弱」の完成(白鳥 浩)

 1 消極的選択による「ねじれ解消」

 2 選挙結果――自民党、民主党、第三極

 3 日本政治の変動

 4 「一強多弱」の余波



おわりに――参院選と民主主義のデザイン

資料 二〇一三年参議院議員通常選挙選挙結果

人名索引

白鳥 浩[シラトリ ヒロシ]
*2016年9月現在法政大学大学院政策科学研究所教授(政治学)

内容説明

二〇一〇年以来続いた「衆参ねじれ国会」は、日本政治停滞の大きな要因だったが、二〇一二年発足の第二次安倍政権により解消されるに至る。はたしてその背景には何があったのか。また「アベノミクス」「憲法改正」などの政権公約、そして解禁されたネット選挙はどれほど効果があったのか。二院制のあり方をも問いかける二〇一三年参院選について、本書では全国各地の特徴的選挙区を調査することで、その実態を明らかにする。

目次

「衆参ねじれ解消選挙」に至る展開
第1部 候補者の変容(大物現職はなぜ大敗したか―石川県選挙区;離党議員の参議院選挙―香川県選挙区;地方政治家の国政への挑戦―比例代表区;比例区選挙・非労組系民主党候補の敗北―ツルネンマルテイの事例)
第2部 政党の変容(自民も小沢も勝てなかった選挙―岩手県選挙区;民主党の退潮と「デモクラシー」としての自治体―東京都選挙区、神奈川県選挙区、静岡県選挙区;「平和の一議席」守り抜く―沖縄県選挙区;解禁されたネット選挙運動の課題;ネット選挙は投票行動を変えたか)
「ねじれ国会」解消と「一強多弱」の完成

著者等紹介

白鳥浩[シラトリヒロシ]
1968年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。現在、法政大学大学院政策科学研究所所長。英国オックスフォード大学ペンブローグ・カレッジ客員フェロー。同ニッサン日本研究所客員研究員。日本地方政治学会・日本地域政治学会理事長。日本法政学会理事。法政大学大学院公共政策研究科教授。元静岡大学人文学部助教授。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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