ミネルヴァ日本評伝選<br> 長宗我部元親・盛親―四国一篇に切随へ、恣に威勢を振ふ

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ミネルヴァ日本評伝選
長宗我部元親・盛親―四国一篇に切随へ、恣に威勢を振ふ

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  • サイズ B6判/ページ数 288,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623077625
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

信長・秀吉・家康は敵か味方か… 土佐の戦国大名、苦難の興亡。

はじめに



第一章 長宗我部家の黎明

 1 長宗我部家の成立

 2 国親の時代



第二章 長宗我部元親の登場と土佐国統一

 1 元親の人物像

 2 土佐国統一への道筋

 3 戦国大名長宗我部家の軍団



第三章 土佐から四国へ

 1 織田政権のもとで

 2 織田政権との訣別

 3 羽柴秀吉政権との軍事・外交関係



第四章 豊臣政権下の元親と盛親

 1 豊臣政権下の一大名として

 2 元親・盛親父子と朝鮮侵略



第五章 豊臣期の領国支配

 1 豊臣期の検地

 2 城と城下町

 3 分国法と統治機構



第六章 長宗我部家の落日

 1 元親の死と新当主盛親

 2 関ヶ原の戦い

 3 浪人長宗我部盛親

 4 大坂の陣

 5 その後の長宗我部家



参考文献

おわりに

長宗我部元親・盛親年譜

事項索引

人名索引





四国一篇を切随へ、恣に威勢を振ふ

豊臣秀吉の命を受けて「四国御発向並北国御動座事」を執筆した大村由己は、「近年元親が勢力を伸ばし、才知があり強く勇ましく、将としての行動を好んだため、四国を切り取り、威勢を振るった」と記しており、元親がその才能を駆使して一代で四国全域に勢力を広げたという評価が同時代から固まっていたことがうかがえる(「おわりに」参照)。

平井 上総[ヒライ カズサ]
2016年7月現在花園大学文学部日本史学科専任講師

内容説明

長宗我部元親(一五三九~九九)・盛親(一五七五~一六一五)土佐の戦国大名。四国全土をほぼ支配するも、豊臣秀吉に屈した元親。関ヶ原の戦いに西軍として敗れて浪人となるも、大坂の陣で激戦奮闘を繰り広げた盛親。土佐から戦国の世を動かした父子と、長宗我部家の領国経営の実像を描く。

目次

第1章 長宗我部家の黎明
第2章 長宗我部元親の登場と土佐国統一
第3章 土佐から四国へ
第4章 豊臣政権下の元親と盛親
第5章 豊臣期の領国支配
第6章 長宗我部家の落日

著者等紹介

平井上総[ヒライカズサ]
1980年北海道枝幸郡浜頓別町生まれ。高知大学人文学部人間文化学科卒業、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、北海道大学大学院文学研究科助教を経て、花園大学文学部日本史学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ようはん

3
長宗我部元親・盛親親子の事績を江戸時代に成立した二次史料による通説をある程度廃して一次史料を中心に研究した成果の本。久武親直奸臣イメージは一次史料としては明白ではない、長宗我部氏改易の要因も津野親忠切腹ではなく浦戸一揆としているがやっぱり信親戦死が以後の吉良氏や津野氏の家臣団含めた関係や処遇を見ると長宗我部氏に暗い影を落としてはいたなと感じる。2019/05/05

m__akiyoshi

2
長宗我部と三好→織田→秀吉の中央政権との関係の変遷がとてもわかりやすかった。毛利との関係を慎重にしていれば…というのは野暮か。どの道衝突は避けられなかったのかも。 関ヶ原本戦で大して活動的じゃなかったと思うのに、なぜ改易と重い処分だったのかと思ったら、国元での一揆が原因と考えられているとは…。間に立ってくれてた井伊がもう少し長生きしてくれてたら…(>_<)2017/01/30

うしうし

2
新進の研究者による「長宗我部元親・盛親」の概説書。近年発見された「石谷文書」の内容も反映されており、現状で最も詳細な元親・盛親の研究書となっている。①元親は四国全域を統一していたわけではない、②盛親改易の主要因が佞臣久武親直の讒言に従って兄の津野親忠を切腹させたことではなく、「浦戸一揆」にあったこと、など近年の研究動向を踏まえた手堅い内容となっている。戦後の長宗我部家に関する代表的な概説書である山本大『長宗我部元親』と比較しながら、また再読したい。2016/11/20

MUNEKAZ

2
元親・盛親親子の評伝。「鳥なき島の蝙蝠」から田舎者という印象のある元親だが、細川京兆家から一条家、織田信長から豊臣政権と中央の勢力と連携しながら支配領域を増やし、成り上がっていくのが興味深い。土佐は僻地かもしれないけれど、四国自体は畿内のすぐ隣なので、中央との外交が重要だったのであろう。また久武親直の「奸臣」イメージや盛親の改易理由についても通説を批判しているのが印象的だった。2016/08/25

こずえ

1
去年でた長宗我部研究の本 外交関係に長けていたり経済圏を形成していたりと決して地味な田舎大名でないことがわかる2017/07/02

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