出版社内容情報
信長・秀吉・家康は敵か味方か… 土佐の戦国大名、苦難の興亡。
はじめに
第一章 長宗我部家の黎明
1 長宗我部家の成立
2 国親の時代
第二章 長宗我部元親の登場と土佐国統一
1 元親の人物像
2 土佐国統一への道筋
3 戦国大名長宗我部家の軍団
第三章 土佐から四国へ
1 織田政権のもとで
2 織田政権との訣別
3 羽柴秀吉政権との軍事・外交関係
第四章 豊臣政権下の元親と盛親
1 豊臣政権下の一大名として
2 元親・盛親父子と朝鮮侵略
第五章 豊臣期の領国支配
1 豊臣期の検地
2 城と城下町
3 分国法と統治機構
第六章 長宗我部家の落日
1 元親の死と新当主盛親
2 関ヶ原の戦い
3 浪人長宗我部盛親
4 大坂の陣
5 その後の長宗我部家
参考文献
おわりに
長宗我部元親・盛親年譜
事項索引
人名索引
四国一篇を切随へ、恣に威勢を振ふ
豊臣秀吉の命を受けて「四国御発向並北国御動座事」を執筆した大村由己は、「近年元親が勢力を伸ばし、才知があり強く勇ましく、将としての行動を好んだため、四国を切り取り、威勢を振るった」と記しており、元親がその才能を駆使して一代で四国全域に勢力を広げたという評価が同時代から固まっていたことがうかがえる(「おわりに」参照)。
平井 上総[ヒライ カズサ]
2016年7月現在花園大学文学部日本史学科専任講師
内容説明
長宗我部元親(一五三九~九九)・盛親(一五七五~一六一五)土佐の戦国大名。四国全土をほぼ支配するも、豊臣秀吉に屈した元親。関ヶ原の戦いに西軍として敗れて浪人となるも、大坂の陣で激戦奮闘を繰り広げた盛親。土佐から戦国の世を動かした父子と、長宗我部家の領国経営の実像を描く。
目次
第1章 長宗我部家の黎明
第2章 長宗我部元親の登場と土佐国統一
第3章 土佐から四国へ
第4章 豊臣政権下の元親と盛親
第5章 豊臣期の領国支配
第6章 長宗我部家の落日
著者等紹介
平井上総[ヒライカズサ]
1980年北海道枝幸郡浜頓別町生まれ。高知大学人文学部人間文化学科卒業、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、北海道大学大学院文学研究科助教を経て、花園大学文学部日本史学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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