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内容説明
本書では、近代社会の構造が崩壊し、それが個人主義、選択、責任という理念に、明らかに取って代わられようとしている時代にあって、「大人になる」とはどういうことなのか、その意味をさぐる。また英国のケースをもとに、若者と家族、若者と市場、若者と国家との関係が、成人期への移行プロセスをどのように規定しているのかを明らかにし、とくに、若者が「依存した子ども」から「自立した市民」になる過程での責任が、家族から国家へと移行していくことについて検討を行っている。
目次
第1章 青年期、家族、シティズンシップ
第2章 変わる教育制度、労働市場と若者
第3章 若者と社会保障制度
第4章 若者と家族―家族への依存と家族からの自立
第5章 離家と家族形成
第6章 消費市場、住宅市場と若者
第7章 青年期およびシティズンシップについて再び考える