内容説明
自治体の「倒産」、消滅可能性都市などショッキングな単語で地域が語られることの多い今日、それらに対していくためには地域福祉の知識が必要不可欠になりつつある。今私たちは、人口が増えていく前提で設計されてきた制度が、機能不全に陥りつつある事実を知る必要がある。本書では、地域を解決に導くために必要な理論と政策、実践、そして技術をばらばらに学ぶのではなく、それらのつながりを理解できるようにわかりやすく解説する。
目次
第1部 地域福祉とは何か(地域福祉を取り巻く状況の変化;地域福祉の対象と課題;地方分権と地域福祉;コミュニティ・モデルから福祉コミュニティ・モデルへ;地域福祉を支える理論)
第2部 地域福祉の計画と実践(経済・社会計画から地域福祉計画へ;地域福祉計画を支える理論;地域福祉計画の策定と推進;福祉施設と地域福祉;地域福祉のサービス供給の推進組織と方法;地域福祉の主体形成とコミュニティワーク実践)
第3部 これからの地域福祉(地域包括ケアシステムと地域福祉;コミュニティワークの新たな展開;コミュニティワークからコミュニティソーシャルワークへ)
地域福祉の見取り図
著者等紹介
野口定久[ノグチサダヒサ]
1951年生まれ。1977年上智大学大学院文学研究科社会学専攻修了。現在、日本福祉大学社会福祉学部教授、博士(社会福祉学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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